登山で使っているパタゴニアのR1・R2フリースジャケットを比較レビュー

    僕はパタゴニアのレギュレーターフリース、R1、R2ジャケットを愛用しています。

    その機能性・使いやすさに惚れこんで、登山に限らずアウトドアや普段着としても使っています。

     

    皆さんはミドルレイヤー(中間着)は何を使っていますか?

    基本的にはミドルレイヤーは、インナー(ベースレイヤー)とアウターの間に着る衣料のことです。

    R1、R2フリースはパタゴニアのミドルレイヤーとしてロングセラーであり、評価が高いおすすめの一品。

     

    この記事ではR1、R2フリースジャケットの特徴について説明します。

    また、R1、R2の比較・使い分けについて、購入前に知っておきたいことやサイズ感について書いていきます。
    パタゴニア
    パタゴニア R2フリースジャケット
    冬季の南大菩薩の滝子山で使用

    目次

    • R1、R2フリースの特徴
      • Rフリースはすぐ乾く
      • Rフリースは軽くてコンパクトになる
      • ベースレイヤーの性能を最大限に引き出す
    • Rフリースの店頭での見分け方
    • R1、R2フリースの比較・使い分けについて
    • 僕が値段の高いRフリースを買った理由
    • Rフリース購入前に知っておきたいこと
    • Rフリースのサイズ感について

     

    R1、R2フリースの特徴

    そもそものミドルレイヤーについて話を少し。

    ミドルレイヤーは、インナーが吸った汗をさらに吸い上げ、水分を外へ逃がします。

    それが求められる基本的な機能です。

     

    そのことで肌が濡れて体温が下がるのを防いでくれます。

    また、アウターとインナーの間に体温によって温められた空気の層を作り、冷たい外気から体を守る役割も担っています。

    パタゴニア Rシリーズ フリース
    パタゴニアの代表的なミドルレイヤーのレギュレーターフリースシリーズ。

    Rフリースはすぐ乾く

    僕は登山を始めたばかりの頃はレイヤリングに特に気を遣っていなかったのですが、パタゴニアのR1を初めて購入してその性能に驚きました。

    一番驚いたのが、汗抜けが良く、すぐ乾くところ。

     

    山を登っている時に汗で生地の表面が濡れても、気がついたら乾いています。

    この速乾性は洗濯をしてもすぐに気づきます。

    洗濯をして干したら、どの洗濯物よりもすぐに乾いています!

    Rフリースは軽くてコンパクトになる

    フリースと言えばユニクロのフリースぐらいしか知らかった僕ですが、まず手に取って驚いたのはその軽さでした。

    明らかにユニクロのフリースより軽い。
    このフリースの特徴・長所として、とても軽くてかさばらないことがあります。

    着ていて重さを感じさせないこの「軽さ」は、Rフリースの強みでもあります。

     

    もともとミドルレイヤーの目的として作られているので、生地は通気性を確保するために目が詰まっていません。

    そのために軽くてかさばらないんです。

    ザックにも小さく収まり、持ち運びに便利です。

    04_20161220_r2
    街着のフリースは防寒目的で裏地がラミネートされていることがありますが、R2ジャケットを生地の裏から見ると透けているのが分かります。適度に風通しを良くすることで体温を上げ過ぎないような作りになっています。

    ベースレイヤーの性能を最大限に引き出す

    登山において肌を汗で濡れていない(乾いた)状態にすることは、快適に登山をするためにも、低体温症を防ぐためにも重要なことです。

    「ベースレイヤーで肌の汗を吸収し、ミドルレイヤーでその汗を受け取り外に逃がす」

     

    パタゴニアのRフリースを着ると、汗を効果的にベースレイヤーから吸収しているため、表面が濡れていることに度々気づきます。

    そしてすぐに乾く。

    そんなミドルレイヤーとしての求められる基本的なことを、当たり前に実現しているためにロングセラーになっているのでしょう。
    そして、このことはベースレイヤーの性能を最大限に引き出すことにもつながります。

    いくら速乾吸収性に優れたベースレイヤーを着ても、ミドルレイヤーが機能しなかったらベースレイヤーは乾きません。

    このフリースを着るようになって、レイヤリングの奥深さ・大切さを学びました。

     

    Rフリースの店頭での見分け方

    パタゴニアはフリース素材のジャケットが豊富です。

    Rフリースとその他フリースの見分け方は、袖口のRの文字で分かります。

    レギュレーターフリース パタゴニア
    レギュレータフリースは袖口にRの文字が書かれています

    この「R」はレギュレーター(調節器)という意味です。

    Rシリーズは番号が振られていて番号が上がるほど保温性が上がります。

    ですので、R2はR1よりも保温性が高いことになります。

    その保温力の違いは、主に生地の厚さや生地目の密集度、毛足の長さによって変わってきます。

     

    R1、R2フリースの比較・使い分けについて

    先に述べたように、レギュレーターフリースはR1やR2のようにいくつか番号が振られていて、自分好みの調節器(保温性能)を選べます。

    また、番号の幅は製造年によって違います。

    最大でR4まであった年もあれば、R3までの年もあります。

    まだ、Rシリーズを着たことない人は、

    「どの番号のレギュレーターフリースを着たらいいのか?」

    が分からないと思います。
    僕の場合ですが、

    R1は「夏場の暑い時期」、「晩春や初秋の涼しい時期」に使い、

    R2は「春・秋の気温の低い高山」、「冬山・雪山などの寒い時期」に使っています。

    寒さは人によって感じ方が違うと思いますが、使い分けの参考にしてみてください。

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    厳冬期の南八ヶ岳では中間着としてパタゴニアのR2ジャケットを使用しました。インナーにはメリノウールフーディ、ジャケットはアズ・フーディ。
    パタゴニア R2ジャケット
    風がなければ冬季はベースレイヤーの上にR2ジャケットを着るだけで快適に登山ができます

    僕が値段の高いRフリースを買った理由

    僕がミドルレイヤーとしてこのRフリースを買おうと思った理由は単純です。

    パタゴニアのR(レギュレーター)フリースはミドルレイヤーとして人気だったから(笑)

     

    評価が高かったんですね。

    しかし、値段も高いのでそこで悩みました…

    「果たして値段に見合う価値があるのか」

     

    店頭で実際に着てみると、まずはその軽さに驚きました。

    そして、動きやすい。

    フィット感はやや細身ですが、両脇や腕の部分が伸びる素材になっとおり、体の動きを妨げない作りになっています。

    パタゴニアR2

    最初にR1フリースを買ってその機能性・使いやすさに惚れこみ、次にR2を買いました。

    R2はやや生地が密になっていて、寒い時期に着ています。

     

    価格は高かったですが、その使いやすさに満足しています。

    また、購入から7年以上経ったものもありますが、現役で活躍中。

    丈夫でもあるので長く使えます。

     

    このRフリースは登山に限らず、スキーヤーやロッククライマーにも愛好者が多いです。

    僕もそうですがこのフリースは満足度が高く、リピーターになってしまいます。

    Rフリース購入前に知っておきたいこと

    パタゴニアR2ジャケット

    Rシリーズのフリースは防風性能はありません。

    このことは知っておきましょう。

     

    あくまでミドルレイヤーとしての位置づけなので、ダウンジャケットのような温かさはありません。

    樹林帯の中など風がない場合は問題ありませんが、風が強い場所となるとこのフリースだけだと一気に体温が下がります。

    そのようなところでは、ハードシェルと組み合わせて使うことになります。

     

    さてさて、Rフリースのいいところばかりを書いてきましたが、悪いところもあります。

    ずばり、その値段です(泣)

    Rフリースのサイズ感について

    僕は慎身長170センチ、体重63キロですがSサイズを使っています。

    やや細身の作りになっています。

    パタゴニアのサイズ感は、ウェブサイトに自分に合ったサイズを調べる機能があり便利です。
    詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

     

    パタゴニア公式サイト メンズ・R1プルオーバー・フーディ

    pata-button

     

    パタゴニア公式サイト メンズ・R2テックフェイス・ジャケット

    pata-button

     

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    ・僕が登山で使っているパタゴニア トレントシェル、アズ・ジャケット レビュー
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    ニックネーム:TA-DA
    日帰りからテント泊、雪山を愛する山男

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