アイゼンのベストな選び方 – 装着タイプと爪の数のよる特徴を知ろう!

    アイゼンを初めて購入した時のワクワク感を今でも覚えています。

    「登山、本気でやってます」感がありますよね、アイゼンって(笑)

     

    アイゼンは雪山で最も使用頻度の高いアイテムです!

    種類も色々、特徴も色々なので、知識を身に着けて選びましょう。

    前三ツ頭でアイゼンを装着

     

    目次

     

    アイゼンの装着タイプ

    アイゼンには3つの装着タイプがあります。

    ワンタッチ式、セミワンタッチ式、ストラップ式の3つです。

     

    ワンタッチ式アイゼン

    ワンタッチアイゼン
    参考画像:グリベル G22 CRAMP-O-MATIC

     

    ワンタッチ式アイゼンは最も厳重な構造になっています。

    前部と後部にレバーがついていて、登山靴のコバをそこにはめることでがっちりと装着できます。

    装着手順はシンプルで、コバにレバーにはめて、足首にストラップを巻けば完成。

    冬季は手袋をつけたままアイゼンの着脱を行いますので、そのような時には便利です。

     

    登山靴は「前後」にコバがあるタイプが装着可能で(コバについては後ほど説明します)、ソールはとても硬い必要があります。

    柔らかいソールだと、アイゼン装着時の圧迫で靴が曲がります。

    前爪が垂直方向に尖ってて、アイスクライミングや難易度の高いテクニカルな雪山向きとなっています。

     

    セミワンタッチ式アイゼン

    セミワンタッチ式アイゼン

     

    僕の持っているタイプのアイゼンです。

    セミワンタッチ式は後部にレバー、全部はハーネスにストラップを通して装着します。

    装着手順は、ワンタッチ式よりは複雑ですが、ストラップ式よりは簡単です。

     

    登山靴は「後部」にコバがあるタイプが装着可能。

    ソールはとても堅い必要があります。

    ワンタッチ式ほどではありませんが、登山靴にフィットする構造になっています。

    前爪が水平方向に伸びているものはアイスクライミングには不向きですが、それ以外であれば難易度の高いテクニカル雪山でも使用可能です。

     

    ストラップ式とともに、最も使用されているアイゼンです。

     

    ストラップ式アイゼン

    ストラップタイプ アイゼン
    参考画像:グリベル Air Tech Light Wide -NEW CLASSIC

     

    ストラップ式はどのような靴(冬季専用靴でなくても)でも合わせられ、セミワンタッチ式とともに使用されることが多いアイゼンです。

    前後部のプラスチック部分にストラップを通して、アイゼンを装着します。

    登山靴にコバは必要ありません(もちろん合っても使えます)。

     

    雪山ハイキングから、アイスクライミングでない雪山まで幅広く使えます。

    ストラップで固定するため、ワンタッチ式やセミワンタッチ式と比べると装着の複雑さは増し、靴へのフィット感は劣りますが、登山に支障はないです。

    前爪はワンタッチ式と同じく水平方向に伸びているものが多いです。

     

    初めてアイゼンを購入する場合は、セミワンタッチ式かストラップ式を選ぶことになると思います。

    この2つから選ぶ際にポイントとなること書いておきます。

    • セミワンタッチ式は装着が容易
    • セミワンタッチ式は後部にコバが必要
    • ストラップ式はどのような靴にも対応可能

     

    もし、厳冬期登山をする場合は冬季専用の登山靴を買うことになるでしょう。

    そのような靴にはほとんどの場合、後部にコバがついていますのでセミワンタッチ式も使えます。

     

    春の残雪期だけ登山をするなら、冬季専用靴でなくても登れる山があります。

    そのような場合は、もし手元の靴がコバがないならストラップ式を選んでもいいでしょう。

    ただし、コバがない靴でも、アイゼンを付けるならソールが堅くて頑丈な靴がいいです。

    ストラップはかなり締め上げるので、柔らかい靴だと血行不良を起こすかもしれません。

     

    アイゼンの素材

    アイゼンの素材は主に3つあります。

    • スチール製:スタンダード。最も頑丈で衝撃吸収に優れる。クロモリなどの錆びにくい合金製が多い。
    • アルミニウム製:軽くて快適に歩ける。スチールに比べて頑丈ではないので、アイスなどのテクニカルなルートには不向き。
    • カーボンスチール製:軽くて頑丈な素材。一方、スチール製に比べて耐久にかける。

    大岳 雪の岩稜地帯
    岩稜地帯を歩くならスチール製がおすすめ。

     

    スチール製は錆びるので、登山後はしっかり乾かしましょう。

    メンテナンスも大事です。

     

    ◆関連記事
    雪山に登る前にアイゼンの手入れをする【サビ落とし・防サビ】

     

    アイゼンの爪の数

    12本爪アイゼン

     

    大体のアイゼンの爪は10~12本です。

    12本爪アイゼンは爪が多い分、踏ん張りが効くので色々なルートに対応できます。

    なので、個人的には10本爪ではなく、12本爪を買うことをおススメします。

     

    10本爪以下になると、雪山ハイキングにはいいかもしれませんが、急峻なルートでは不安定になり不向きです。

    間違いなく、爪が刺さらずに滑ります。危ないです。

    前部の爪がないと岩場は歩けないでしょう。

    その分、重量は軽くなり、また、アイゼンの爪をパンツに引っ掛ける危険は減るので快適に歩けます。

     

    アイゼンとチェーンスパイクの違い

    • スパイクが短いので深い雪の坂では滑る
    • 前爪がないので急登、岩場では踏ん張りが効かない
    • 堅い氷にはスパイクが刺さらない

     

    チェーンスパイクは厳冬期には使えないと思っていいです。

    春の雪が固まった残雪期の軽ハイク向きです。

    軽くて持ち運びに便利なので、そのような場合は重宝するでしょう。

     

    春の甲武信ヶ岳でチェーンスパイクを付けて登っている人が結構いましたが、場所によっては歩きにくそうでした。

    雪が固まっていない部分や、氷のようにツルツルなっているような所です。

    見ているこっちが、とても不安になりました。

     

    雪山は滑ったら命の危険にかかわります。

    登る山の雪の状態を事前にきちんと調べ、道具選びにも慎重になりましょう。

     

    アイゼンの持ち運びについて

    アイゼンは鋭い爪が付いているので、持ち運び時は専用のケースに入れましょう。

    また、ザックの中に入れることを考えると防水性のものがいいです。

     

    イスカ(ISUKA) アイゼンケース グレー 3696
    イスカ(ISUKA) アイゼンケース グレー 3696

     

    アイゼンは登山ショップで購入しよう!

    説明してきたように、アイゼンは装着タイプ、爪の数など種類が色々あります。

    できれば登山ショップで店員さんに相談して購入するのがいいです。

    冬季専用靴を買うのなら、その時に店員さんにこれから登りたい山を伝えて、アイゼンも一緒に選んでもらいましょう。

     

    ◆スチール(クロモリ)製12本爪アイゼン

    セミワンタッチ式

    GRIVEL(グリベル) エアーテック ニューマチック
    GRIVEL(グリベル) エアーテック ニューマチック

     

    ストラップ式

    GRIVEL(グリベル) エアーテック ニュークラシック
    GRIVEL(グリベル) エアーテック ニュークラシック



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    アイゼンの付け方(セミワンタッチ式)【動画あり】

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