「山と高原地図」を持って登山に行こう!
みなさん、登山地図は持っていますか?
登山地図には色々な情報が書かれています。
地図はとっつきにくく感じますが、何も難しいことはないです。
地図を見るようになると、登山の新たな楽しさに気づけます。
目次
僕がおすすめする登山地図
登山において地図はとても大事です。
事前に見ておくことで、コースの内容を把握し、遭難の危険を減らすことができます。
僕がおすすめする地図は、50年以上のロングセラーを誇る昭文社の「山と高原地図」です。
全国約1,500の山々を山域・地域で分類して販売されていて、「日本百名山」も完全網羅しています。
地図と小冊子のセットになっている
この地図は登山・ハイキング用に特化していて、コースタイムや水場、登山道で注意すべきポイントなどが書かれています。
地図はコンパクトで携帯しやすいサイズ。
また、小冊子が付属していて、山へのアクセス情報、季節ごとの山域の特徴が記載されています。
各山の登山コース、コースのレベル、参考タイムについても詳細に書かれていて、とても参考になります。
季節ごとの山域の特徴が記載されている
山ごとに登山レベルやコースの特徴も記載
地図に書かれている情報について
登山地図には下記のような情報が記載されています。
◆登山に必須の情報
- 山の名前と標高
- 登山道
- 標準的なコースタイム
◆テント泊に必要な情報
- 山小屋、テント場
- 水場
◆そのほか参考になる情報
- 目印になる情報
- 危険箇所や迷いやすい場所
- 景観の良いポイントなど
下の画像にあるように、一目で難易度がわかるように一般登山コースは赤い実線、難路は赤の破線、登山コースではない歩道は細いグレーの破線で表示されています。
目安となるコースタイムも掲載されているので、初めて行く山でも計画が立てやすいです。
僕がスマホアプリではなく、紙の地図にこだわる理由
スマホ版の山岳地図もありますが、僕は紙の地図をおすすめします。
一番大きなの理由は、紙の地図の場合は山域の全体観が把握できるからです。
山岳地図の場合、山域の情報を一枚のページに記載しています。
そのことにより山々の位置関係が想像しやすく、実際の登山に向けて頭の中でその山行イメージを持つことができます。
そのようにシュミレーションができるので、遭難・道迷いのリスクを減らすことが期待できるんです。
コンパクトで携帯性に優れている
「山と高原地図」は山域ごとに地図が売られています。
その分、行く山に応じて地図を購入する必要がありますが、1冊がコンパクトになっていて携帯性にすぐれています。
登山時に持っていても、山行の邪魔になるようなことはありません。
また、「山と高原地図」は水にぬれても破れにくい耐水性紙を使用しているので、雨天でも問題なく使えます。
ただし、大雨が考えられるような参考の場合は、地図がぼろぼろになると思いますのでマップホルダーを準備した方がいいです。
広げると50cm×80cm弱の大きさに
紙の地図を眺めると、山に詳しくなって楽しみが増える
僕が思う、紙の地図のいいところをいくつか挙げたいと思います。
◆山に詳しくなる
「山と高原地図」には沢山の情報が書かれています。
例えば、「どの場所に特徴的な花が咲いるか」のような情報です。
事前にそのようなことを知っておくと、実際に山に行ったときにそれを確かめるようになります。
今まで行ったことのある山でも、このような情報を知っていると今までと違ったものが見えてきます。
これは登山に限らず旅行でも同じことですね。
地図を読むことで山について知り、登山の楽しみ方に幅が出てきます。
◆登山コースを自分で作れる
地図を見てみると、山というのは稜線をつたって色々な山につながっていることが分かります。
「この山とあの山は縦走できる!」というのが段々と分かるようになってきます。
テント泊の登山をする場合は稜線歩きをすることも多いと思います。
地図を見ると稜線とその参考タイムが記載されているので、自分自身で登山コースを作り、計画が立てられるようになります。
僕なんかは時間があるときは地図を眺めながら、「ここの山から、この山にこのルートで行って、ここでテントを張って」などと想像登山を楽しんでいます(笑)
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