満点の星空&朝日に輝く剱岳を見た【1泊2日テント泊】

    1日目は紅葉の立山連峰に感動。
    2日目も快晴に恵まれ、満点の星空&朝日に照らされた剱岳を見ることができました!
     

    満点の星空の中、雷鳥坂を登る

    夜中の3時過ぎに起床。
    すごく寒くてぐっすりとは眠れませんでした(泣)
     
    あったかい寝袋から嫌々抜け出して、出発の準備をします。
    夜中に出発した目的は、朝日に輝く剱岳をみるためです。
     
    外に出てびっくり!
    満点の星空が輝いていました!
    昨夜は月明りで星はちらほらと見える感じでしたが、この時間になると月が隠れて、それは美しい夜空でした。
     
    立山 満点の星空
    立山 満点の星空
     
    キャンプ場の管理場でトイレを済ませて、剱御前山に向けて出発です
    浄土沢の橋を難なく通過し、雷鳥坂を登っていきます。
     
    昨日は気温が低かったので、霜柱がいたるところにありました。
    雷鳥坂はとても登りやすく、暗闇の中でも全く問題ありませんでした。
     
    暗闇を登っていると、ハイ松からカエルのような鳴き声が。
    こんな夜中に何だ、何だと思っていたのですが、あとで調べると雷鳥の声らしいです(笑)
    変な鳴き声を発するんですね。
     
    トワイライトの立山
    雷鳥坂の登り終盤。振り返って左奥に薬師岳
     
    5時近くになると、徐々に周りが明るくなってきました。
    雷鳥坂は終盤になると勾配が急になり、息が上がります。
     
    振り返ると、煙を上げる地獄谷、奥には薬師岳が見えました!
    薬師岳を見るのは夏の雲ノ平山行ぶり。
    その巨大な山容に圧倒されましたが、立山からも見えるんですね。
     
    雷鳥坂を登り始めて2時間で、別山乗越に到着!
    時刻は5時半。
    稜線に出ると、急に風が出てきて寒くなりました。
    すぐに剱温前山に向かいます。
    歩いていると、立派な剱岳が見えてきました!
     

    剱岳が見えてきた
    剱温前山山頂
    剱御前山の山頂
     
    別山乗越から10分とかからずに、剱御前山に着きました。
    ちょうど、目の前の剱岳に太陽の光が当たり、赤く染まっていきます。
    感動しましたー
     
    剱温前山から見る剱岳
    剱御前山から見る剱岳
    剱温前山から見る剱岳
     
     
    岩の殿堂と言われる剱岳。
    そのド迫力な山は圧倒的でした。
    あと、登りたくなりますね(笑)
     
    振り返ると朝焼けの地平線、目の前には奥大日岳。
    富山湾と能登半島も見渡せました!
     

    左手前が奥大日岳
     
    ふと、南の方角に目をやると、雄山と龍王岳の間に、見たことのある山が。
    槍ヶ岳です!
    槍ヶ岳ってこんなに遠くからも見えるんですね。
    テンションが上がりました!
     

    中央奥にあの山が!

    槍ヶ岳と穂高の稜線!その手前には鷲羽岳と水晶岳をつなぐ稜線も見えました
     
    朝焼けを堪能し、別山乗越にある剱御前小舎まで戻ります。
    小舎の前にあるトイレの向こうに平地があったので、そこで朝ごはんにしました。
    そこがめちゃめちゃ寒かった(泣)
     
    風もあり、中々湯が沸かずに苦労しました。
    ダウンも着ましたが、それでも寒かったです。
    この寒さの中で飲んだコーヒーは涙が出るほど美味しかったなー
     

    剱御前小舎
    別山乗越に到着
    剱御前小舎前から北方面の風景、右は別山

    小舎前のトイレの奥にある平地でこの絶景を見ながら朝ごはん
    別山乗越で鎌倉八座のハニカムコーヒーをいただく
    鎌倉八座のハニカムコーヒーをいただく
     
    朝ごはんは昨日作ったポトフの残りとホワイトシチュー。
    帰りのバスの時間まで余裕がなく、慌てて食べました。
    もっとゆっくりしたかった…
     
    ごはんを食べて、下山を開始します。
    帰り道は登りと同じ、雷鳥坂を使いました。
     

    雷鳥坂を下る
     
    夜は真っ暗で景色が見えませんでしたが、帰りの雷鳥坂から見る紅葉も綺麗でした。
    何度もカメラのシャッターを押しちゃいました。
     
    紅葉の雷鳥坂
    下ってきた雷鳥坂を振り返る
    紅葉に染まる立山
    右がテントを立てた雷鳥沢キャンプ場
     
    下りは快調そのもので、別山乗越から1時間とちょっとで浄土沢に着きました。
    浄土沢が称名廊下を通り、落差日本一の称名滝につながっているのを知ったのは家に帰ってからのこと。
    称名滝は「外道クライマー」という本の中で著者の宮城さんが冬季登攀をやったので、僕の中で印象深い滝となっていました。
    こんな所にあるんですね。
     
    雷鳥坂を下りて浄土沢に到着  浄土沢を渡る
    浄土沢にかかる橋
     
    テント場まで戻ってきました。
    今日も昨日に続いて、いい眺め。
    昨夜の気温が低かったせいか、色付きが進んでいるような気がしました。
     
    本当はゆっくりと景色を担当したいところですが、バスの出発まで時間がありません。
    汗をかいたので着替えをし、テントを撤収してすぐに室堂へ向けて出発します。
     
    雷鳥沢キャンプ場から紅葉の立山連峰を見る 紅葉に染まる雷鳥沢キャンプ場
     
    帰り道は元来た道を戻ります。
    分かれ惜しく、何度も立山連峰を振り返りました。
     

    キャンプ場から室堂へ向かう
     
    キャンプ場を9時過ぎに出発し、室堂に着いたのは10時20分。
    バスの出発まで残り20分でした(汗)
    かなりお腹が空いていたので、室堂のバスターミナル内で肉まんを買ってバスの中で食べました。
    右がホテル立山
    右がホテル立山

     
    その後、美女平からケーブルカーで立山駅、そこから富山駅まで戻り、
    新幹線まで1時間弱あったので、富山駅前にある「さかな屋 撰鮮」で寿司をいただきました。
     
    16時半ごろに東京駅に到着。
    快晴に恵まれ、素晴らしい紅葉も見れ、思い出に残る登山となりました。

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    ニックネーム:TA-DA
    日帰りからテント泊、雪山を愛する山男

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