登山をしているのに体重が増え続けているお話
つい先日、中央アルプスの千畳敷カールに行ってきました。
本当はカールを登った先にある木曽駒ケ岳に登りたかったのですが、雪が降っていたので断念しました。
雪が積もりに積もった千畳敷カールをワカンで散歩した後、バスで菅の台バスセンターに下りてこまくさの湯という温泉に入りました。そこの露天風呂から見る雪景色が最高で、冷えていた体も芯から温まりました。
それから、僕は温泉から上がり体重計に載りました。
66キロ
最初は体重計が少しおかしくなっているのかと思って驚きましたが、去年からの僕の成長曲線を考えるとこれは間違いなさそうでした。
ちなみに僕は慎重170センチ。家に体重計はありません。
170センチで66キロ。これは肥満にはギリギリ入らないかもしれませんが、気になるのはその体重の増え方にあります。
僕の体重成長曲線についてお話すると、一昨年の10月に会社の健康診断で体重を計った時は58キロでした。
そして、去年の10月は63キロ。
一年で5キロ増えたことになります。
加えて今の体重が66キロですから、去年の10月からわずか4カ月間の間に体重が3キロ増えているのです。
僕が驚いたのはその加速度です。
体重成長曲線が、槍ヶ岳の先っぽのごとく急角度で上昇しているのは間違いなさそうです。
ちなみに、僕のここ最近の登山記録を振り返ると、群馬の赤城山、日光の大山、三ツ峠縦走、雪の北横岳~大岳縦走テント泊、丹沢の大山となっていて、10月の健康診断以降も継続的に登山をしています。
山に登っているのに体重が増え続けている状態です(泣)
※
「登山はカロリー消費量が大きいのでダイエットにいい」とか
色々と聞かれますが、痩せるということは摂取カロリーより消費カロリーが上回る状態。
僕はその逆をいっているということです。
僕がこんなにも体重が急上昇している原因ですが、
- お菓子(特にチョコ)の間食が増えた
- 年齢が30代半ばに差し掛かり、基礎代謝量が減った
- ランニングを止めた
などのような複合的な原因が体重増につながっていると思います。
ちなみに僕は登山中もエネルギー切れをしないように、常に行動食を食べながら歩いています。
そして下山後にはいつもより沢山のご飯を食べます。
ですので、下山時には登山前よりも体重が増えているはずです(笑)
通常の生活時にも体重が増え、登山をしている時にも体重が増える。
これでは体重が増えるに決まっています。
※
ところが、この事実になかなか気づきませんでした。
登山のことで言うと、確かに昔の山行ではコースタイムより早い速度で歩けていましたが、最近はコースタイム通りだったり、逆にコースタイムを超えることもありました。
それでも、
「今日は体調があまり良くなかったな」とか、
「今日は道に雪が付いていて歩きにくかった」とか、
自分に都合のいいように解釈をしていました。
さらには、最近パンツがきつくなってきたのですが、
「登山しすぎて脚に筋肉がついてきなあ」
と思ったり。全くバカな話であります。
よく考えてみると、登山中に食べられなかった行動食(主にチョコレート)を家に帰ってきたその日に食べてしまいます(笑)
昔はそんなことなかったはずです。
恐ろしいことですが、家で行動食を食べられるように無意識の内に余計に買っていたのでないか。
そんなことも思っています。
※
さて、登山をしていて体重が増えることで、僕にとって一番問題は山行の幅が狭まるということです。
ある地点に行きたいなあ、と思っていても体重が増えて歩くスピードが落ちてくるとそうもいかなくなってきます。
特にテント泊のような数日歩くような登山では、そのようなことが起こってくると考えています。
そんなこんなで僕はダイエットすることを考えています。
自慢ではありませんが、僕は生まれてこの方ダイエットをしたことはありません。
どちらかというと痩せている体型でずっときていました。
それ故、ダイエットのやり方が分かりません。
「ダイエットしなくても山には登れるからいいんじゃない?」
と考えもしました。
でも僕の成長曲線を考えると、一年後には9キロ増えて70キロオーバーも十分に考えられます。
そうなると体力的に厳しい山には行けなくなりそうです。
例えば剱岳。
こういう山に行くには、体重が増えると危険が増えるかもしれません。
そんなの嫌だー
ということでダイエットをしようと思っています。
これから色々と模索して、まずは3キロ落としたいと思います。
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