南アルプス北岳登山 広河原~白根御池小屋~北岳山頂(2泊3日テント泊)

    2013年の10月中旬に2泊3日で北岳でテント泊登山を行いました。
    これは僕が初めてテント泊をした記録です。
     
    テント泊をしようと思ったのは、その冒険的な姿勢が気になったから。
    山の中でテントを張って山飯を食べる。そんな旅に憧れていました。
    初めてのテント泊をした北岳は標高が3,193mで富士山に次いで日本で2番目に高い山です。
    山梨県の南アルプス市にあり、日本百名山でもあります。
     
    北岳を選んだ理由は、富士山には登ったことがあったので「二番目に高い山にしよう」という感じでした。
    特別な理由はなかったです(笑)
    この山行は計画通りにいかず、さらには雪が降ってしまい(雪山登山も初めて)、失敗ばかりでしたね。
     

    目次

     

    コースタイム

    1日目(3時間5分):広河原(12:30)~白根御池小屋(15:35)
    2日目(6時間):白根御池小屋(7:30)~右俣コース分岐(9:40)~小太郎尾根(10:05)~北岳肩ノ小屋(11:10)~北岳山頂(12:10)~休憩~北岳山頂(12:50)~北岳山荘(14:10)
    3日目(6時間25分):北岳山荘(8:55)~北岳山頂(10:30)~北岳肩ノ小屋(11:10)~白根御池小屋(13:10)~休憩~白根御池小屋(13:40)~広河原(15:50)
     

    北岳へのアクセス

    甲府駅から10時15分発の山梨交通のバスに乗って、広河原までアクセスしました。
    広河原到着時刻は12時をちょっと過ぎていました。
     
    甲府駅から広河原までは平日と休日でダイヤが違いますので要確認です。
    また、バスの運行期間は6月下旬から11月上旬までとなっています。
     

    広河原から白根御池小屋へ

    初日は広河原から白根御池小屋に向かいます
    広河原は標高1,529mで、そこから2,230mの小山まで約700mの登りです。
     
    広河原バス停の側にあるインフォメーションセンターでトイレを済ませて出発します。
    まずはバス停から北西の方向に進み、野呂川にかかっている橋を渡ります。
     
    北岳 野呂川にかかる橋
    橋を超えた右側に見えるのが広河原山荘
    橋を渡り終えると広河原山荘が見えてきます。
    山荘の左手が登山口となります。
    ここからは深い森の中を歩いていくことになります。
    平日だったこともあるのか、登山者はとても少なかったです。
     
    歩き始めて間もなく大樺沢二俣への分岐となるのですが、間違って大樺沢方面に行っていることに気づき引き返しました
    それまでは丹沢とか奥多摩などの人がいる山に行っていたので、出だしは道に迷ったこともありかなり戸惑いました。
     
    途中から木や岩に赤い印があり、それに従って進めばいいのかと気づきました。
    僕の登山レベルはそれぐらいでした(笑)
     
    10月北岳
    北岳の深い森
     
    初めてのテント泊できつかったのは、荷物の重さでした。
    それまで日帰り山行から、体力的には北岳でも問題ないと思っていました。
    僕はその日になって、テントやシュラフなどの装備を背負って山に登るのはわけが違うと気づいたのでした。
     
    休み休み、何度も足を止めてクタクタになりながら白根御池小屋に着きました(白根御池小屋のホームページはこちら)。
     
    白根御池小屋
     
    天気は曇り。ガスっていて周りの景色は見れませんでした。
    受付を済ませて白根御池前でテントを張ることにします。
     
    受付で「ヘリコプターが来るときは池の側に降りるから、その時はどいてね」と言われたことを今でも覚えています。
    初めてのテント場で、初めて山岳テントを張りました。僕が買ったテントはモンベルのステラリッジ。
    家でテント張りの練習をしていたので、問題なくテントを張ることができました。
     
    テントを張って中にマットを引いて、登山靴を脱ごうとすると足がつりそうになりました(笑)
    それぐらい疲れていました。あと、脚の裏がめちゃめちゃ痛かったです。
    その日は散策もせず、ご飯をたべて19時ぐらいには寝たのでした。
     
    白根御池
    奥に見えるのが白根御池小屋。僕は池の側にテントを張りました。
    白根御池前でテントを張る
     

    白根御池小屋から小太郎尾根へ

    実を言うと当初は2日目は間ノ岳を通て農鳥小屋で泊まり、3日目に農取鳥岳に登って奈良田まで降りる計画でした。
    でも計画通りにはいかず、この日は北岳山荘に泊まることになります。
     
    最初の失敗は2日目の出発時刻です。
    今であれば4時に起きて5時に出発すると思うのですが、当時はかなり考えが甘くて、「もう寝よう」と思って二度寝、三度寝をして起きたのが6時過ぎでした(笑)
    それからご飯を食べて、テントの撤収にもたついて出発したのが7時半でした。
     
    白根御池前から見る北岳
    朝の白根御池テント場から見る北岳
     
    まずはは小太郎尾根に出るために草すべりと呼ばれる急登を登っていきます
    この登りがものすごく辛かったです。
    眺望もなくただひたすらきつい登りが続き、道も石ころや岩が多く歩きづらいです。
     
    草すべりの序盤
    草すべりの序盤
    草すべり急登
    石ころや岩道が続く草すべり
     
    小太郎尾根付近では森林限界となり、景色が開けてきました!
    東の方向には鳳凰三山が綺麗に見えます。
    途中右俣コースとの分岐があります。僕は肩の小屋方面に登っていきました。
     
    草すべりから見る鳳凰三山
    北岳から見る鳳凰三山
    右俣コース分岐
    右俣コース分岐
     
    小太郎尾根へは砂利道を登っていきます。
    草すべりを抜け、この辺りからは景色が良くなるので歩くのが楽しくなってきます!
     
    小太郎尾根手前からは東に富士山が見えました
    雲の上にひょこっと頭を出しています。
    小太郎尾根には10時頃に着きました。
     
    小太郎尾根へ向かう
    小太郎尾根に向かって砂利道を進みます
    小太郎尾根から見る富士山
    小太郎尾根付近から見る富士山
    小太郎尾根へ出た
    小太郎尾根に到着。奥に写るのは北岳
     

    小太郎尾根から北岳山頂へ

    小太郎尾根は気持ちのいい稜線でした!
    特に険しい場所もありません。岩場の道を進んでいきます。
     
    この辺りでは疲れもたまり、かなり体力を消耗していましたね。
    肩の小屋には11時過ぎに着きました。
    小太郎尾根
    小太郎尾根を進みます
    小太郎尾根
    北岳 肩の小屋
    肩の小屋。背後には北岳の姿が!
     
    肩の小屋前で軽く休憩をとって、北岳の山頂を目指します。
    岩場の道を歩いて登っていきます。
    西側は北岳、間ノ岳などから尾根が幾重も伸びていて、とても綺麗でした。
     
    北岳の山頂を目指す
    山頂に向かって岩の道を登っていきます
    北岳山頂付近
    稜線から幾重もの尾根が伸びてとても壮大な景色でした。左下に小さく見るのが北岳山荘
     
    12時過ぎにようやく北岳山頂に着きました!
    山頂はとても広く上にとても展望が良かったです。
     
    北岳の東側で富士山を見ながらお昼を食べました。
    雲があり快晴ではありませんでしたが、雲海から首を出した富士山を見ながら休憩したことは最高の思い出になりました。
     
    北岳山頂の標識
    北岳山頂の標識。標高は3,193m
    北岳山頂
    富士山を見ながらのお昼ご飯を食べる。
     
    休憩を終えて、山頂から北岳山荘へ向かいます。
    >>まさかの雪の北岳登山 北岳山頂~北岳山荘~広河原(2泊3日テント泊)
     

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    ニックネーム:TA-DA
    日帰りからテント泊、雪山を愛する山男

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