角幡唯介さんの「探検家とペネロペちゃん」を一気に読んだ
250ページを超える本ですが、面白くて一気に読み終えました!
この本は探検家の角幡唯介さんの娘さん(ペネロペちゃん)についてのお話です。
ちなみに角幡さんは極夜行で本屋大賞 ノンフィクション本大賞を取った、ノンフィクション作家でもあります。
この本の主役はペネロペちゃんなので、探検や登山の話がメインではありません。
ペネロペちゃんの誕生、成長を通して角幡さんが感じたこと、我が子が誕生する前には考えもしなかった感情などが赤裸々に暴露されています(笑)
角幡さんらしいユーモアと下ネタを交えながら、その親ばかっぷり、娘へのデレデレぶりを露呈している本ですが、
面白いのは、角幡さんが幾度となく見せてきた自然や探検に対する深い考察を、「出産」や「娘」、「父親としての自分」という対象に行っているところです。
個人的にとても良かったのが最後の章、「ペネロペ、山に登る」です。
山に登っている人間が子どもを山に連れて行きたいと思うのは当たり前である。なぜなら…
「なるほどー」、と心に響く言葉がいくつもありました。
それから、ペネロペちゃんの天狗岳を登山を無事終えた時の様子といったら、涙が出てきちゃいます(泣)
この本はペネロペちゃんの誕生、そしてその成長を描いた面白、感動ノンフィクション本です。
探検家とペネロペちゃん