スリル満点の乾徳山に登る – 奥秩父の岩峰は鹿に会えて眺めも良かった
4月29日に山梨県にある乾徳山(標高2,031m)に登ってきました。
乾徳山は奥秩父の山の中で、岩登りが楽しめる山として有名です。
実際に登ってみると、岩登りだけでなくルートも変化に富んでいて景色も素晴らしい山でした。
コースタイム
登り(3時間30分):乾徳山バス停(9:15)~ 乾徳山登山口オソバ沢ルート (9:40)~ 銀晶水(10:05)~ 扇平(11:30)~ 雷岩(12:05)~ 乾徳山山頂(12:45)
下り(2時間10分):乾徳山山頂(13:10)~ 雷岩(13:25)~ 扇平(13:50)~ 道満山(14:40)~ 乾徳山登山口道満山ルート(15:10)~ 乾徳山バス停(15:20)
登山口までのアクセス
僕はJR八王子駅から高尾駅を経由して、塩山駅まで行きました。
塩山駅で下車して、南口から「窪平・西沢渓谷線」のバスに乗り、乾徳山登山口で下車しました。
バスの時間は、【民間】窪平・西沢渓谷線 バス時刻表をご覧ください。
乾徳山登山口バス停から山頂へ向かう
青空の広がる天気の中スタート!
徳和村を歩いて登山口まで向かいます。
春の徳和村は、色々な花が咲き乱れる素敵なところでした。
この日は満開のシダレザクラがとても綺麗でした。
バス停から歩いて20分ちょっとでオソバ沢ルートの登山口に着きました。
ここから本格的な登山道になります。
登山口の標高が988mですので、ここから1,000mぐらい登ることになります。
岩登りがある山なので、「人がすくないかなー」
と思っていましたがかなり登る人がいる人気の山でした。
女性も多かったです。
歩き始めて1時間30分ぐらいで乾徳山が見えてきました!
近くに見えるのですが、ここからが結構遠かったです。
ここで思わぬ出会いが!
国師ヶ原十字路を過ぎたところで、2匹の鹿ちゃんに遭遇。
人慣れしているのか逃げる気配もありません。
山でこんなに近く鹿を見るのは初めてだったので、すごく興奮しました(笑)
ここから扇平に向けて、ススキの中の道を登っていきます。
木が減って視界がパーっと開けました!とても気持ちのいい場所です。
遠くには富士山の姿が見えました!
扇平へ登る道は奥秩父の山々の尾根がとても綺麗に見えるところでした
尾根には月見岩という巨大な岩があり、撮影スポットに最適です。
この岩の前で撮影がてら少し休憩します。
そこから歩いてすぐのところに扇平がありました。
スタートしてから2時間15分。760mを登ってきました。
扇平を過ぎると、いよいよ岩登りが始まります!
大きな岩が目立つようになり、手と足を使って登っていきます。
帰ってから気づきましたが、腕が筋肉痛になっていました(笑)
全身を使う登山道です。
雷岩の鎖場
雷岩の上部。この辺りがまずスリルを感じたところ。とても眺めが良い場所です。
岩登りを楽しみながら進んで行きます。
この時期は少し雪がある場所がありましたが、アイゼンは必要ありませんでした。
岩場をいくつか超えて、山頂直下にあるのがその名も鳳岩(おおとりいわ)。
高さ約20mある鎖場です。
前半は足をかける場所が少ないので、腕の力がいります。
僕の前の女性は登っている間に足がつったようで大変そうでした。
不安な人は迂回ルートがあるので、そちらであれば無理なく登ることができます。
ようやく着いた山頂は絶景が広がる場所でした!
甲武信ヶ岳や国師が岳など、奥秩父を代表する山を見ることができます。
山頂から道満山を経由して下山する
お昼は頂上でササッと食べました。
天気が悪くなってきたので、休憩もそこそこに下山を始めました。
帰りは行きに通ったオソバ沢ルートではなく、道満山を経由するルートを選びました。
月見岩から尾根を下りず、そのまま尾根沿いを進んで行きます。
頂上から扇平へ下る
道満山ルートを下山しました
道満山を下山するルートは人が少ないです。
特徴的な場所もないので、オソバ沢ルートを下る方が楽しいかもしれません。
時折見かけた紅紫のミツバツツジが綺麗で癒されました。
道満山の頂上
ミツバツツジが綺麗でした
道満山の登山口を行くと徳和村が見えてきます
下山は早くて、2時間ちょいでした。
最後は行きと同じく徳和村の中を通って帰りました。
登山後記
2年前ぐらいから行ってみたかった乾徳山。
初めて登ることができました!
帰りのバスが16時台と早いため、都内近辺からの電車で行くとなると日帰り登山は結構ハードです。
それでも、とっても楽しい山行となりました。
ルートは変化に富んでいて面白く、眺めもいいです。
登山仲間と行っても、盛り上がること間違いなしの場所でしょう。
岩場は慎重に行けば問題ないレベルです。
でも高さがある場所もあるので、高度感に慣れていない登山初心者や、腕の力がなさ過ぎるときついと感じる所もあるかもしれません。
その分、山頂に着いた時の充実感はすごくある山ですよ。