12月厳冬期、雪の黒斑山から浅間山を見た!【日帰り登山】
12月28日に弟と黒斑山(くろふやま)に行ってきました。
黒斑山は、火山で有名な浅間山の外輪山です。今回はその黒斑山から浅間山を見に行ってきました。
まずは、登山口側の『アサマ2000パークのスキー場』でスノーシューを借ります。
今回はスノーシューで登山を楽しむのも目的の一つでした。
高峰高原ホテル前の車坂峠から登りります。
コースは三つあり、眺めの良い表コース、森の中を通る中コース、そして蛇骨岳を通る裏コースです。
今回は登りは中コース、帰りは表コースを通ることにりました。
車坂峠のビジターセンター駐車場着からスタート!
まずは、トーミの頭と呼ばれる稜線上の場所を目指します。登山口の車坂峠は1,973mです。
黒斑山は標高2,404mですので標高差は450m弱となります。
往復3時間ちょっとの短い登山になります。
スノーシューを履いて11時前にスタートしました。
かなり雪が積もっていて、たびたび足が深くはまります。
最初はスノーシューで歩くのが楽しかったのですが、途中から道がなかなか急になってきました。
スノーシューでは踏ん張りが効かず、滑ってしかたがありません。
途中でスノーシューを脱いで、アイゼンを付けることにしました。断然にアイゼンの方が快適に歩けました。
歩きだして、1時間20分、トーミの頭に到着しました。
目の前にドーンと浅間山が見えます!
ここから浅間山までは地直線で2km以上の距離がありますが、そこまで何もさえぎるものがないので、普段では味わえないような光景が見れました。
文字で表現しにくいのですが、広大過ぎて距離感が掴めない感じがしました。右手には剣ヶ峰が見えます。
左手には、黒斑山、蛇骨だけ、仙人岳、鋸岳と浅間山の外輪山が一望できます。
ここからは景色の良い気持ちのいい稜線歩きが続きます。
トーミの頭から20分で黒斑山の頂上に着きました!少し浅間山に雲がかかっていますが、いい景色です。
ここで持ってきたカップラーメンを食べたのですが、とにかく寒かったです。
気温は氷点下15度ぐらいでしょうか。
割りばしを掴むために手袋を脱ぐと、すぐに指の感覚がなくなります。
何とかカップラーメンを食べ終えて、下山を開始します。
気づくと、コンビニで買ったペットボトルも凍っていますし、弟のiphoneは電源が入りません。
顔がひりひりして、痛さを感る寒さでした。
帰る頃にはほんの数分ですが、雲が晴れて浅間山全体が綺麗に見える瞬間もありました。
帰りは眺めの良い表コースから帰りました。
木にもっさりと雪が積もっている光景なんてそう見ることもないので、そのような道を歩くだけでも楽しかったです。
この登山道は浅間山から近いので、時々、避難用のシェルターを見かけました。
急な噴火時に退避できるようになっています。そのような場所なので少し緊張感がありました。
帰りは1時間半程度の下山でした。再びアサマ2000スキー場に行き、スノーシューを返却します。
スキー場のカフェで休憩することにしました。目の前ではスキーやスノーボードをしている人が沢山います。
ここはアクセスがあまり良くありませんが、登山の歩行時間が短く、またスキー場も近くにあるので安心して登れのでおすすめです。
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