3度目の正直!念願の木曽駒ケ岳に登る
11月上旬の連休を利用した山行。
前回の入笠山登山からの続きです。
入笠山に登った次の日に木曽駒ケ岳に登るはずでしたが、あいにくの雪の天気のため中止に…
天気予報を見ると、連休最後の日は快晴になっていました。
そこで相談して、急きょ駒ヶ根のビジネスホテルに泊まったのでした。
木曽駒ケ岳は2月に挑んだものの、吹雪きのため撤退。
今回が3度目の木曽駒ケ岳への挑戦となり、それは最高の思い出となりました!
コースタイム(歩行時間3時間5分)
ホテル千畳敷(8:55)~乗越浄土(9:45)~中岳山頂(10:05)~木曽駒ケ岳山頂(10:40)~ 休憩 ~ 木曽駒ケ岳山頂(11:00)~ 中岳山頂(11:25)~乗越浄土(11:40)~ホテル千畳敷(12:20)
木曽駒ケ岳へのアクセス
前回に木曽駒ケ岳を撤退した時は、新宿から出ている伊那バスの高速バスを利用しました。
高速バスは駒ヶ根駅まで行くことができ、そこからロープウェイ乗り口のしらび平駅まで行くことができます。
バスからは猿やカモシカなどの野生動物が見れましたよ!
今回は特急スーパーあずさからJR飯田線に乗り換えて駒ヶ根まで行きました。
ビジネスホテルで一泊し、翌日に駒ヶ根駅から出ているバスでしらび平駅へ。
そこから登山口のある千畳敷駅までロープウェイで向かいました。
ロープウェイは超高速!
千メートル弱を7分ちょっとで登っちゃいます。
一瞬にして2,600メートル越えの高山にひとっ飛びです。
バス、ロープウェイの運賃や時刻表はこちらの駒ヶ岳ロープウェイの公式サイトから確認できます。
バスの中から。木曽駒ヶ岳の麓はちょうど紅葉していた
しらび平駅へ向かう途中でカモシカに遭遇!
しらび平駅から駒ヶ岳ロープウェイに乗る
ロープウェイからは南アルプスが目の前に!
千畳敷駅の気温は6度。標高2,612メートルで日本一高いところにある駅だそう
千畳敷駅から木曽駒ヶ岳へ
ロープウェイを使い、ホテル千畳敷に着いたのは9時前。
トイレを済ませて、早速出発です。
見事な快晴で目の前には見事な宝剣岳、伊那前岳の姿が!
初っ端からテンションが上がります。
ホテル千畳敷前から見る伊那前岳
左の尖った最高点が宝剣岳
まずは、ホテル千畳敷の西にある信州駒ケ岳神社で安全祈願。
その脇の遊歩道を通って乗越浄土へ向かいます。
道には前日に降った雪がうっすらと積もっていました。
チェーンスパイクを履いて歩いていきます。
遊歩道からは南アルプスが綺麗に見えました!
この日は天気も良く、観光客の方もたくさん歩いていました。
20分ほど歩いて乗越浄土への取りつきに出て、八丁坂を登っていきます。
この宝剣岳と伊那前岳の間の坂は、木曽駒ヶ岳登山の象徴的な風景ですね。
八丁坂を登っていく
振り返って南アルプス。右の建物が千畳敷ホテル
八丁坂は急登ですが整備がされていて、とても登りやすかったです。
ただ、標高は2,600メートルを超えるところ。息が切れてなかなか歩が進みません(笑)
ゆっくりと休み休み登っていきました。
一部道は凍っていて、チェーンスパイクやアイゼンを履いていない人は時々滑っていました。
八丁坂の左手には岩々しい宝剣岳!
その姿はすごくかっこよかったです。
滑落事故も結構起きているので今回は登るのは止めましたが、いつか登ってみたいです。
中央右が宝剣岳。
チェーンスパイクを履いて登る
千畳敷ホテルから50分ほどで乗越浄土に着きました!
八丁坂は急登でしたが、時間にして20分ぐらいなのでそこまで体力は消耗しませんでした。
乗越浄土は広々として眺めが最高の場所でした!
標識に従い、中岳・駒ヶ岳方面へ進みます。
右が宝剣山荘、左手に行くと宝剣岳に着く
次は木曽駒ヶ岳の中間地点、中岳へ向かいます。
乗越浄土から20分ぐらいで着きます。
稜線に出ると風が強くなってきたので、ハードシェルを着込みました。
中岳へ向かう
一昨日に登った入笠山に続いて、最高の天気です。
友達と「この景色やばいねー」を連発しながら登っていきます。
稜線からは南アルプスに加えて、八ヶ岳連峰、富士山の頭もひょっこり見えました。
広大で最高の眺めでした!
左奥に八ヶ岳連峰。右手前に伊那前岳。その奥が南アルプス
南アルプスからひょっこりと顔を見せた富士山
中岳へは乗越浄土から20分程で到着。
登山道はアップダウンもなく、簡単に着くことができました。
割りと手軽に来れましたが、山頂の標高は2,925メートル!
立派なな高山です。
さて、中岳を通り越して目的地の木曽駒ヶ岳に向かいます。
この道の景色も最高!
木曽駒ヶ岳の左手には独立峰の御嶽山が見えます。
中岳から木曽駒ヶ岳への道も急坂ではありません。
千畳敷から登れば、木曽駒ヶ岳は天気が良ければ、登山初心者の方でも登れる山ですね。
実際この日も、小学生ぐらいの子どもを連れた家族も登っていました。
ただ、冬季は滑落・低体温症で亡くなる事故も度々起きているので注意が必要です。
木曽駒ヶ岳へ最後の坂を登る
木曽駒ヶ岳の頂上に近づくと、石壁に囲まれた神社が見えてきました。
頂上からの景色は、これまた最高でした!
3度目の挑戦にして、ようやく踏めた駒ヶ岳山頂は感慨深かったです。
北西には雪をかぶり始めた北アルプスがどーんと見えます。
なんども壮大な景色です。
北アルプスのアップ画像
そして、南北八ヶ岳、奥秩父の山々、南アルプスも見えました!
何とも贅沢な景色です(笑)
まさに360度の大展望です。
左奥が奴が岳、右奥が奥秩父。
南アルプスの見事な稜線
この日は登山者も多く、山頂の標識は大人気でした。
皆さん、順番に写真を撮り合います。
頂上にも神社がありましたので、この日の快晴に感謝しつつ、安全に下山できるようにお祈りしました。
お昼は下山後に食べると決めていたので、山頂で景色を撮りまくったら下山を始めました。
木曽駒ケ岳から下山する
下山道は元来た道を戻っていきます。
時刻は11時頃で、まだまだ登ってくる人はたくさんいました。
やっぱり宝剣岳はかっこいい!
乗越浄土から千畳敷駅へ向かう
帰りの道は行きよりも快調に歩いていきます。
この日は一日中天気が良く、終始眺めが良かったです。
八丁坂の下りもチェーンスパイクを履いていたので、何の問題もなく下りられました。
木曽駒ヶ岳山頂から1時間20分で千畳敷ホテルまで戻ってこれました。
八丁坂を千畳敷に向かって下りていく
千畳敷ホテルに到着!
温泉に入ってご飯を食べる
帰りのバスでは猿の姿を見ることができました!
運転手さんも猿がいた時は、バスをゆっくり走らせてくれます。
乗客の方々は皆、興奮していました(笑)
バスを菅の台で降りて、早太郎温泉のこまくさの湯に行きました。
ここは以前に木曽駒ヶ岳を撤退した時も来た温泉です。
まずは温泉前にお昼にしました。
山菜そばに岩魚のセットを注文。もちろんビールも(笑)
お腹が空いていたので、最高に美味しかったー
次に温泉。割りと広くて綺麗です。
最高なのは露天風呂!
前回は雪山を見ながら入りましたが、今回は紅葉の山を見ながら温泉を堪能できました。
帰りは駒ヶ根駅から地元路線を乗り継いで、特急あずさで帰りました。
駒ヶ根駅前には南、中央アルプスの3Dの石模型があります
この日の前日は雪の影響で木曽駒ヶ岳に登れなかったので、菅の平周辺を散策しました。
そのレポートはまた後日に。