雪山・冬山初心者におすすめの本を紹介する
雪山・冬山は夏山と環境が大きく変わります。
そのため、夏山の経験だけでは通用しないコースやルートが出てきます。
まずは、しっかりと本を読んで雪山について勉強しましょう。
雪山では一度の失敗が命に係わることになるかもしれません!
この記事では僕が読んだ雪山初心者におすすめの本を紹介します。
入門&ガイド 雪山登山 (ヤマケイ入門&ガイド)
雪山登山の入門ガイドで、懇切詳しく書かれています。
雪山の道具、服装、アイゼン歩行にピッケルの使い方、レイヤリングまで内容盛りだくさんです。
多くの雪山ルートも紹介されています。
雪山登山に必要が網羅されているので、初心者に一番おすすめできる本です。
入門&ガイド 雪山登山 (ヤマケイ入門&ガイド)
厳選 雪山登山ルート集 登山者必携のオールカラー最新ガイド集
雪山では夏山のルートが違うことが多く、注意するポイントも違います。
この本は写真が多いのでガイドブックとして読んでいて楽しいです。
初級コースも含めてたくさんのルートが載っています。
僕もこの本を参考に登ることが多いです。
積雪時は登山口までのアクセス方法も変わりますが、そこも丁寧に書かれています。
手元に一冊あると雪山登山がはかどります。
厳選 雪山登山ルート集 登山者必携のオールカラー最新ガイド集(八ヶ岳、日本アルプス、北海道から九州まで日本を代表する初・中級ルート50本満載)
雪崩リスク軽減の手引き―山岳ユーザーのための
雪崩についはこの本で学びました。
雪崩の種類や仕組み、雪崩が起きやすい地形やその見極め方が書かれています。
写真だけでなく、絵が豊富で理解がしやすいです。
また、雪崩が起きる山でのルートの取り方や移動の仕方、万が一、雪崩に巻き込まれた場合の対応方法など多くの有益な情報が記載されています。
雪崩リスク軽減の手引き―山岳ユーザーのための
山岳気象大全 (山岳大全シリーズ)
雪山・冬の山では、天気を読むことは必要不可欠です。
夏山と比べると、雪山は撤退のタイミングや決断がとても重要で、判断を誤れば命に係わります。
この本は雪山用の本ではありませんが、山岳気象についてとても詳しく書かれています。
山域別の初冠雪のデータや、冬山の気象の特徴、風向きによる雪の降り方の違いなどの冬特有の天気について知識をつけておきましょう。
山岳気象大全 (山岳大全シリーズ)
雪山放浪記
これは初心者向きの本ではありません。
著者の紹介するルートや山行記はどれも上級ルートで、僕には真似できないです。
なぜ、この本をおすすめするかと言うと、雪山の楽しさや素晴らしが分かるからです。
素晴らしい写真がたくさん載っていて、ワクワクします。
これを読むと雪山に行きたくなってウズウズしますよ(笑)
雪山放浪記
ヤマケイ文庫 ドキュメント 気象遭難
羽田さんの遭難シリーズは、雪山の事例も多く載っていて、遭難対策として役立ちます。
羽田さんの本は直接遭難者にインタビューをしていることが多く、山行中の判断や遭難中の気持ちについて、そして生還した場合はその対応方法など書かれています。
遭難者の失敗談を読むことで、自分に置き換えて読むことができ、山行時の判断力を向上させるものになります。
ヤマケイ文庫 ドキュメント 気象遭難
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