テント泊でやってしまった失敗談を紹介する


    事前にしっかり考えて準備していたつもりでも、想定外のことが起きるのがテント泊です。
    まあ、そういう予想しなかったことが起こるのも楽しかったりするのです(笑)
    この記事では僕の実際にテント泊でしてしまった失敗談をまとめました。
    参考にしていただければ幸いです(笑)
     

    テント内でクッカーを使う

    雨や強風時、厳冬期の場合はテント内でクッカーを使わざるを得ないことがあるのですが、外で料理が可能ならそれに越したことはありません。
    僕は夜にテント内で水を沸かしていて、それをぶちまけたことがあります。
     
    熱いわ、濡れるわで気分がへこみました(笑)
    持っていてよかったのが、速乾性のタオル。汗を拭うだけでなくこういう時にも活躍します。
     

    ビニール袋の数が足りない

    ビニール袋はウェブサイトとか本などの「テント泊準備リスト」に載っていないこともありますが、とっても重要です。
    ご飯のゴミを入れるのはもちろん、雨で濡れた衣類や、靴をテント内に入れる時など使う頻度が高いアイテムです。
    ビニール袋は破れちゃうこともありますし、濡れたものは袋を二重にすることもあります。そのため、僕は余裕を持たせて8~10枚ぐらい持って行くことにしています。
     
    ◆関連記事
    ・2泊3日テント泊登山の装備・持ち物一覧を紹介 – 春・夏・秋季(無積雪期)
    ・冬季・積雪期 1泊2日テント泊登山の装備・持ち物一覧を写真付きで紹介する
     

    荷物を詰め込み過ぎる

    初めてのテント泊はあまり使いそうにないものは持って行かないことです。
    あれもこれもと荷物を詰め込んでいくと、気が付いたらザックがパンパンになってしまいます。
     
    特に衣類は最小限に。着るもの以外は予備のベースレイヤー、下着、靴下だけでいいです。
    余計な荷物が増えてザックが重くなると、登山を楽しむ余裕がなくなりますよ。
     

    忘れてはいけない物を忘れる

    テント泊は荷物の種類が増えるので、準備する時はチェックリストを必ず使いましょう。
    僕はテントのポールを忘れたことがあります(笑)
     
    駅で気づいたから良かったものの、その日は出発することができませんでした。
    テント一式は(1)テント本体、(2)ポール、(3)ペグなどと分かれているので、チェックリストも「テント」だけで一括りにせずに細かく分けてチェックするといいです。
     

    山の天気を侮っていた

    テント泊で初めて日本アルプスを始めとした高山に登る人も多いと思います。
    3千メートル近い山だと9月、10月に雪が降ることも。
    僕は初めてのテント泊で北岳の登り、朝起きたら雪が積もっていて絶望的な気持ちになりました(笑)
     

    朝早く行動しない

    朝早く行動しないと良くないことがいくつかありますが、二つ例を挙げます。
    一つは行動時間が短くなって、思っていたルートをたどれないこと。歩行時間が長くなる場合は朝の5時、6時には出発しましょう。
     
    もう一つはテント場でいい場所が確保できないこと。
    お昼頃になるとテント場はどんどんと場所が埋まっていきます。
    そして、15時を過ぎるとなると寝心地・景色が良い場所はもうなくなっています。小さいテント場だと場所がなくなることもある得ますので気を付けましょう。
     

    防寒着を持って行かない

    寝袋があるのでテント内は大丈夫なんですけど、夜に星空を見たり、早朝の日の出を見るときなどテントの外に出る場合に防寒着がないと辛いです。
    ゆっくり景色が楽しめません。特に高山に行く場合はダウンや化繊のインサレーションウェアはあった方がいいです。
    関連記事:登山用インサレーションウェア(防寒着)の選び方
     

    テントマットが薄すぎた

    テントマットを舐めてました(笑)
    寒い夜はマットが薄いと本当に眠れません。テント泊をする場所の最低気温を調べて、その気温に対応したマットを準備しましょう。
    関連記事登山マットの選び方
     

    地面が平らでない場所にテントを張る

    「少しぐらいの傾きなら大丈夫だろう」
    と思ってテントを張って、いざ横になってみるとマットの上ですべります(笑)
    それでは眠れないので、下に衣類・道具を入れて調節するのですが熟睡できないです。
     
    せっかく張ったテントをたたんで、別の場所に移動なんてしたくないですよね。
    地面の水平さにはシビアになりましょう。
    関連記事山岳テントの設営場所で気を付けたいこと
     

    登山靴をテントの外に出して濡れる

    靴を前室に入れていても、雨が降るとフライヤーを伝って靴が濡れることがあります。
    靴が濡れると不快でたまらんです(笑)必ずビニール袋に入れて、テント内に入れるようにしましょう。
    あと、新聞紙があると濡れた靴を幾分か乾かすことができて便利です。
     

    足・腰・肩が擦れていたい

    テント泊で荷物が重くなると、体の色んなところに負荷がかかります。
    そして擦れて皮がむけることもあります。
     
    そんな時にあると便利なのが絆創膏やテーピング。擦れる部分に張ると痛みが和らぎます。
    絆創膏は嵩張らないので多めに持って行きましょう。
    関連記事
    ・登山の靴擦れ・マメができる原因と対策
    ・登山の靴下のベストな選び方 – おすすめはフィッツとスマートウール

     

    水を必要以上に持って行く

    水を必要以上にザックに入れていませんか?
    余分に持つことは悪いことではないのですが、水は結構な重量になります。
     
    本当に4リットルも必要ですか?水場があるようなルートなら半分の量に減らせるかもしれません。
    また、多くの山小屋では水を購入することができます。
    山小屋のサイトでは水場の有無、その水場の状態(どの季節に凍っているのか、涸れているのか)が書かれていることがほとんどですので、必ずチェックしましょう。
     

    ご飯を抜く

    慣れないうちはテント泊登山をすると、ものすごく疲れます(笑)
    テント場に着いたら散策しようと考えていたのに、疲れすぎて動く気力がなくなり、また、食欲もなくなることもあります。
    でもご飯はしっかり食べましょう!
     
    テント泊登山はとてもカロリーを消費します。ご飯を抜くと体力が回復しないだけでなく、翌日の行動時にパワーがでません。
    また、体内のエネルギー源の枯渇によって、悪天候時の低体温症のリスクが高まります。疲れていてもご飯だけは抜かないようにしましょう。
    関連記事
    テント泊登山の食料計画の立て方(消費カロリー・軽量化)
    ・僕がおすすめする山ごはん・行動食
     

    テントを張る手順をちゃんと覚えていない

    山の天気はいつも穏やかとは限りません。
    雨風が強い日に遭遇することもままあります。そういう時にテントを張る手順がうる覚えだと辛いことになります。
    特に初めてのテント泊をする場合は、家の中でテントを何回か張って当日はスムーズに設営できるようにしておきましょう。
    関連記事雨・強風下でのテントの設置・撤収の方法
     

    お金が足りない

    お金は少し多めに持って行きましょう。
    天気が急変して強風・雷などに見舞われた場合は、テントではなく山小屋での宿泊を選んだ方がいいかもしれません。
     
    それから、飲み物・食べ物の忘れ物をした場合、山小屋で購入する必要が出てくるかもしれません。
    僕はビールを買うお金が足りなくなって後悔したことがあります(笑)
     
    関連ページ
    ・初めての登山テント泊 – テント場・ルートの決め方と道具・服装について
    ・テント泊用品・グッズの選び方
    ・冬山・雪山テント泊の失敗談を書いていく
    ・僕のおすすめの登山のテント場を紹介する

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    ニックネーム:TA-DA
    日帰りからテント泊、雪山を愛する山男

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    8件のフィードバック

    1. 匿名 より:

      これから登山を始めようと思って調べていてこのブログにたどり着きました、とても面白く読みやすいです!読み漁ってみようと思います、素敵なブログありがとうございます

      • ta-da より:

        嬉しいコメントありがとうございます!
        読み漁っていただけると何よりです(笑)
        登山楽しいですよー 山に登ったら感想コメントいただけると嬉しいです。

        • 匿名 より:

          返信ありがとうございます!
          登山にハマったきっかけの記事は、特に山に興味がなかったta-daさんがはまっていく様子がとてもリアルで面白かったです。初登山で雪で「雪=即死」で焦ったっていうのもかなり笑いましたw僕も雪は即死だと思ってますw 僕はキャンパーでキャンプは結構いくのですが、登山の経験はゼロです。ずっと登山(テント泊)に憧れはあったのですが、体力的なことも一緒に行く人もいないためやったことはありませんでした。
          平湯キャンプ場でキャンプ→上高地散策(明神までしか行きません)をするたびに、明神から奥に行く登山の人たちを「かっこいいなぁ」と眺めているうちに自分も最近やりたくなってきてます

          • ta-da より:

            https://tozan.co/archives/9725
            こちらの記事も読んでいただいたんですね!ありがとうございます!これは前編なのですが続き書いてないですね。。
            そうなんですよー 雪山については無知だったのでもう死んでしまうと思いました(笑) すぐ横には山荘があるんですけどね。
            キャンプやってるんですね! 逆に僕は最近はキャンプに興味が出てきて、飯盒炊爨とか焚火とかに憧れています。
            平湯キャンプ場は高山の近くにあるんですね。素敵な場所そうです。
            上高地の奥、ちょうど明神岳の後ろには北アルプスでは一番人気と言ってもいい涸沢という場所があります。
            登ったのは結構前で記憶も薄れてきましたが、キャンプ場の周囲が山に囲まれていて非日常的空間があります。
            https://tozan.co/archives/3998
            是非、登山を始めてテント泊をするようになったら行ってみて下さい!
            テント泊じゃなくても、小屋泊でも行けますね。

            • 匿名 より:

              その記事だけじゃなく片っ端から読んでます!笑 続きもぜひ書いて下さい!「続く」と最後にありましたがバス停についてるので話は終わってるのかと思ってました笑
              小さい頃から家族でキャンプしてた僕は、キャンパーが成長して一人前になると登山家になると思ってました。今でもそんな具合に思ってるので、逆にキャンプやってない方が不思議です笑 焚き火しましょう焚き火! 僕は岐阜県民なので、上高地=平湯はセットのイメージなのですが、ta-daさんは長野経由で行かれてるようなので、上高地=沢渡という感じなんですかね?
              涸沢はよく登山雑誌の表紙にもなってたりして、とても憧れます。(もちろんta-daさんの涸沢記事もまっさきに読みました笑 とても参考になりました) 

            • ta-da より:

              たくさんの記事を読んでいただいてありがとうございます!
              続きを近々書きたいと思います(笑)
              岐阜に住んでいらっしゃるんですね!いい所ですねー 登山好きとしては羨ましい限りです。
              僕は親が石川県に住んでいるので、新幹線で帰省する度に白山登りたいなーと思っていますがまだ登っていません。
              去年は黒部五郎に登りましたがとてもいい山でした。
              今年はキャンプに挑戦して、平湯みたいな山を眺められる場所で焚火をしたいと思います(笑)

            • 匿名 より:

              記事の続き待ってますね!笑
              岐阜生まれで嬉しかったことはあまりなかったのですが、最近になって登山やキャンプ的にはかなり恵まれてるのでは・・・と思ってきました笑
              石川のご出身なんですね!白山はとても綺麗な山ですよね。一番よく行くキャンプ場が岐阜県のひるがの高原という所にあるのですが、ひるがのに向かう時、ちょうど大日ヶ岳の向う側に綺麗に白山が見えるんです。この時期でも雪をかぶっていて、とても綺麗な山だなぁと思ってはいましたが、まさかあれに登る人がいるんですね。。。
              ぜひぜひ、キャンプ楽しんでください!石川に来られた際はひるがの高原おすすめですよ!
              PS、コメントを書く時名前はどうやって書けば良いのでしょう?名前欄がないもので匿名になってしまいます

            • ta-da より:

              度々のコメントありがとうございます!
              僕は石川の出身ではないのですが親が住んでいています。
              名前欄がないのですね。すみません。
              ブログの設定を見直してみます。。

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