【丹沢】大山のおすすめ登山コース&アクセス情報、服装について

僕は丹沢の大山を20回ほど登っていて、神奈川県の僕にとってこの山はホームグラウンド。

登山を普段しない人でも、天気が晴れの日を選べば問題ないレベルの山です。

この記事では、大山を初めて登る方向けに大山の登山コースやその魅力、おすすめの服装について紹介します!


大山の山頂からの景色

目次

 

大山登山コースマップ・コースタイム

 

大山コースマップを拡大表示する >>

参考タイム)

登り(2時間15分)
大山ケーブルバス停(8:45)~大山寺(9:10)~阿夫利神社下社(9:35)~夫婦杉(10:00)~富士見台(10:35)~大山山頂(11:00)

下り(2時間)

大山山頂(11:40)~見晴台(12:35)~阿夫利神社駅【ケーブルカー】(13:20)~大山ケーブル駅(13:27)~大山ケーブルバス停(13:40)

 

大山(標高1,252m)は登山初心者、お年寄り、家族連れなど様々な方が登る山です。

危険度も少なく安心して登れて、往復のコースタイムは4時間ほどです。

また、春・夏・秋の季節は人も多く、道に迷うようなこともないでしょう。

 

ただし、登山口からの標高差は900メートルを超えるため、登り応えのある山です。

決して、軽登山やハイキング程度の山ではありません。

普段運動をしない人、子ども連れの場合、余裕を持ったコースタイムを設定しましょう。

また、体力的に不安がある場合はケーブルカーを利用することで、往復1時間以上歩く時間を短くできます(後述)。

 

大山 登りのポイント

(1) こま参道は大山の名物、とうふ料理、猪料理のおみやげ、飲食店が並びます。

(2) ケーブルカーを使うと見ることができない大山寺。紅葉の時期には、寺周辺のもみじが赤く染まります。

(3) 阿夫利神社は観光客も含めて大山で最も賑わう場所。湘南方面の景色もいいです。

(4) 大山で富士山を見ることができる数少ないポイントの富士見台。秋冬は富士の見れる確率が高いです。

 

大山 下りのポイント

(5) 雷ノ峰尾根は気持ちのいい森の道が続きます。ブナの原生林が生える貴重な場所。

(6) 下山ルートで休憩ポイントとなっている見晴台は東側が開けていて眺めがいいです。

(7) 大山で数少ない滝のスポット二重滝

 

大山へのアクセス(電車・バス)

登山口までのアクセス:
小田急『伊勢原駅』から登山口の『大山ケーブル』までバスで約25分。

伊勢原駅から大山ケーブルまでのバスは、朝の7時台~18時台まで1時間に3~4台と頻繁に出ています。

駐車場は込み合うため、公共交通機関を使いましょう。

 

◆小田急『伊勢原駅』までのアクセス

<東京発>
東京:JR中央線快速
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – 14分
新宿小田急小田原線快速急行
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – 49分
伊勢原

>>東京発のアクセス情報をヤフー乗換案内で見る

 

<新宿発>
新宿:小田急小田原線快速急行
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – 49分
伊勢原

>>新宿発のアクセス情報をヤフー乗換案内で見る

<横浜発>
横浜:相鉄本線特急

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – 24分
海老名(相鉄・小田急):小田急小田原線快速急行
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – 9分
伊勢原

>>横浜発のアクセス情報をヤフー乗換案内で見る

 

◆【バス】小田急『伊勢原駅』~登山口『大山ケーブル』までのアクセス
伊勢原駅北口
バスのりば:
4番のりば
行先:
大山ケーブル行
系統番号:
伊10系統、伊11系統
下車駅:
終点「大山ケーブル」

小田急『伊勢原駅』から登山口の『大山ケーブル』までバスで約25分

神奈川中央交通で『大山ケーブル行』の時刻表を確認する >>


伊勢原駅から大山ケーブルまでのバスは、朝の7時台~18時台まで1時間に3~4台と頻繁に出ている

大山が人気の理由

大山は首都圏からのアクセスが良く、それでいて豊かな自然を体感できるために神奈川でも最も人気のある山です。

野鳥の鳴き声が響き、また、鹿などの野生生物も生息しています。


運が良ければ野生の鹿に遭遇することも

 

また、ケーブルカーを利用すれば、体力のない方でも山の中腹まで行くことができます。

ケーブルカーの終点駅からでも眺めが良く、またお店も並んでいるため、観光スポット・デートスポットとしても人気となっています。


ケーブルカーを降りてすぐの場所にはお店が並び人でにぎわう

ケーブルカーで行ける阿夫利神社下社からの景色も良い

 

大山寺など歴史ある建物も魅力の一つです。

特に大山寺に続く、三十六童子の階段は見所となっています。


大山寺

三十六童子の階段

 

道中からは富士山の見れるポイントもあります。

大山は季節によっても表情変わり、本当に飽きない山ですよ。


天気が良ければ富士見台から富士山が見える

春から夏にかけては緑輝く森が広がる

冬の晴天の大山山頂からの見る絶景



登山初心者、体力に自信がない、子ども連れの方が登る場合

大山ケーブルカーを使う
大山ケーブル駅 → 阿夫利神社駅(所要時間6分)

登山初心者、体力に自信がない方、小さな子ども連れの方は、大山ケーブルカーを使って山の中腹まで一気に標高を上げましょう。

大山ケーブルカーを使えば、標高差400メートルをわずか6分で駆け上がります。

 

大山ケーブル駅は「大山ケーブル」バス停から歩いて10分程度の場所にあり、人が並んでいるのですぐに場所は分かるでしょう。

終点の阿夫利神社駅は標高が678メートルのため、山頂までは残り574メートルの標高差となり、かなり体力を温存できます。


窓が大きい大山ケーブルカー

帰りにもケーブルカーを使えば筋肉痛も抑えられるでしょう

ケーブルカーの料金は大人が往復で1,100円、子どもは550円。

ゴールデンウィークや秋の紅葉の季節は、料金が100円ほど料金が上がります。

 

山頂の売店を活用する

登山で荷物が重くなり体力が奪われます。

そして、荷物が重くなる原因の一つは水などの飲料です。

 

登山では大量に汗をかくため、1リットル、2リットルと飲み物が必要となります。

2リットルとなれば、2キロの重量です。

大山山頂には売店があるため、登りの飲み物は持参して帰り飲みものは売店で購入すると体力を温存できます。

缶ビールや食べ物も売っていますが、山頂価格で割高となっています。


大山山頂の売店。水やスポーツドリンクなどは300円~400円、缶ビールは500円。

大山登山の服装

春・夏・秋の場合

登山の服装は、晴れの日で風が強くない場合は、登山専用の服や道具を揃える必要はありません。

ただし、服装は素材が綿のものは避けましょう。ジーパンもNGですよ。

素材が綿の場合、汗で服が肌にまとわりついて動きづらく、汗で濡れることで体温が下がることにより体調不良の原因にもなります。

化繊などのランニングシャツ、ジャージなどのスポーツ素材のものを着ましょう。

道具は普段使っているリュック、底が厚めの運動靴(コンバースなどは不可)、帽子などでいいでしょう。

 

初春・晩秋などの寒い季節の場合は、ダウンジャケットをリュックに入れておくと安心です。

大山の山頂は平地よりも7度ほど気温が低いため、平地の気温が15度の場合は、山頂では10度以下ととても寒くなります。

登山の道具でおすすめの一つが速乾性のタオルです。

速乾性タオルは汗を拭うためだけでなく、一番痛む首回りの日焼け対策としても有効です。

Caloics® 速乾タオル スポーツタオル ジムタオル 2種類セット

 

登山の服装について基本を知りたい方は、下記の記事を読んでください。
・(夏・春・秋)登山・トレッキングの服装・レイヤリングの基本 >>
・僕の日帰り登山の「持ち物・装備」を詳しく写真で紹介する >>

また、より楽しく・安全に登山を楽しみたい方は、こちらの記事も参照してみてください。
登山初心者が知っておきたい10のこと >>

◆関連記事
・登山用ウォーターキャリーと水筒の選び方
・僕がおすすめする山ごはん

冬の場合

雪の積もった大山

 

冬の大山はとても寒く、雪が積もることもあります。

雪が降ると、チェーンスパイクやアイゼンなど登山専用の道具が必要になり、また凍った地面で滑落しない歩き方などを知っていなければなりません。

こうなると普段から登山をしていることが望ましい山になります。

登山初心者で初めて大山に登る場合は遭難のリスクを避けるために、春・夏・秋の季節に登りましょう。


冬の大山山頂から見た富士山、塔ノ岳

大山登山の写真付き記事

最後に大山の登山レポートの記事を紹介します。

写真もいっぱい載せていますので、これから大山に登る方、登ってみたい方はコースの雰囲気や、大山の魅力についてより深く分かると思います。

夏の丹沢の大山に登る >>
雪の残る冬の丹沢大山を登る >>


◆関連記事
・僕が大好きな日帰り登山のできる神奈川「丹沢」の山をレベル別に紹介
・丹沢大山の遭難のポイントと対策
・【丹沢】鍋割山のおすすめコース&アクセス情報、服装について
・登山の歩き方のコツ – 疲れにくい歩き方

・僕の日帰り登山の「持ち物チェックリスト」必需品・便利グッズを書いていく

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