9月末に神奈川県の箱根にある金時山に行ってきました!
金時山は前週に登った矢倉岳から近く、富士山の眺めがとても良かったです!
山頂からの景色だけでなく、尾根歩きも楽しめる素敵な山でしたよ。
歩行時間が短いので、登山初心者の方にもおすすめできる山です!
金時神社駐車場(6:30)~金時登山口(6:50)~矢倉沢峠(7:25)~公時神社分岐(8:00)~金時山頂上(8:30)~休憩~金時山頂上(9:25)~公時神社分岐(9:45)~公時神社(10:45)
今回は車でまず、金時神社の駐車場へ。
そこから金時山登山口へ徒歩で20分ほどの道を歩きました。
駐車場は停められる台数が少なく、朝の6時頃に着きましたが残り1台でした(汗)
バスで行く場合は、小田原駅の東口から箱根登山バスを乗り継いで行きます。
バスの乗り継ぎについては、こちらの箱根登山バスの公式サイトから検索することができます。
まずは、金時神社の駐車場から東へ20分ほど歩いて金時登山口へ。
金時登山口は金時登山口バス停からすぐの場所にあります。
金時登山口
金時山へは、公時(きんとき)神社から北へ行く道もあるのですが、金時登山口→矢倉沢峠からの道が眺めが良いらしいということで、そちらから登ることに。
標識の矢倉沢口の方向へ向かいます。
素晴らしい秋空が広がる朝。
風にそよぐススキがきれいでした。
ちょっと肌寒く、長袖のフリースを着て、
まずは、山の麓まで舗装路を歩いていきます。
しばらくすると、金時山ハイキングコースの案内図があり、ここからが山らしい登山道となっていきます。
出だしは木々に覆われた森の中を歩いていきます。
早朝のため、人も少なかったです(帰りに多くの人が登ってきました)。
登山口から30分ぐらい歩いて笹のトンネルを抜けると、森を抜けて空が広がりました。
矢倉沢峠に到着。
ここは分岐になって、左に行けば金時山、右に行けば明神ヶ岳となります。
ここからは両脇を背の高い笹にさえぎられた道となります。
疲れも全くなかったので、休憩せずに歩いていきました。
時折、ぱっと開ける場所があり、南の方角に白煙が上がるのが遠くに見えて、
「おっ! 大涌谷だ!」
とちょっとテンションが上がります。
そして、東の方角には明神ヶ岳への美しい尾根道。
笹の間にすっと伸びる道が印象的です。
薄紫色の可憐なマツムシソウ
シジミチョウ
分岐からちょっと歩くと、登山道脇に巨岩が!
前を行く人が登っているのを真似て、岩に登ってみることに(笑)
そこから見えたのは素晴らしい眺め。
箱根山を囲む外輪山がずらーと整然と並んでいました。
そんなに高い山々ではありませんが、箱根火山をとり囲む山並みと、そのカルデラが普通の登山では見えない山並みとなっていました。
岩からの眺めを堪能して、また歩き始めます。
ちょっと空にかかる雲の量が増えてきて、小雨がぱらぱらと降ってきました。
「あー、今日も頂上では曇りなのかなー」と、
先日登った塔ノ岳の頂上からはガスって何も見えないことを思い出していました。
そうこうしているうちに、公時神社分岐を通り過ぎました。
公時神社分岐
山頂への最後の登り。
外輪山の向こう側の山も見えるようになり、少し景色が変わってきました。
頂上直下はちょっと岩場になっていますが、ゆっくり登れば問題のないレベル。
登山道は終始安全で、親子で登る姿も多かったです。
そして、いよいいよ頂上へ。
トンネルのような森の登山道を抜けると…
金時山の頂上に到着!
標高は1212メートル。標識は金太郎にちなんだ鎌の形をしていました。
何よりも目を引くのは、目の前に大きくたたずむ富士山!
ここからは、美しい二等辺三角形の富士山を見ることができます!
頂上へ着くころには天気も良くなっていました。
時刻は8時半。
山頂で昼ごはんならぬ、朝ごはんを食べることにしました。
場所をどこにしようか考えていると、こんな所に子猫が。
飼い猫でしょうかね。近づいたら、森の中にサッと逃げていきました。
こんな自然の中で生きているなんて、金太郎のように勇ましいですな。
頂上には山小屋が2つ(金時茶屋と金太郎茶屋)あり、お土産も豊富。
さすがに人気の山だけあります。
ごはんは小屋前の岩の上でいただくことに。
箱根山、芦ノ湖、そして富士山が見える最高の場所でサンドイッチを食べました。
箱根山、芦ノ湖方面の景色
金時山から続き外輪山の尾根
富士山方面の景色
朝の太陽の光が暖かく、風もなく、ダウンなどの防寒着は必要なかったです。
ごはんを食べながら青い空を眺め、コーヒーを飲みながら富士山を眺めたりとまったりとした時間を過ごしました。
頂上で約1時間休憩し、下山を開始。
帰りは登ってきた道(矢倉沢峠)は通らず、車を停めている公時神社に下ることにしました。
頂上から20分ほどで公時神社分岐に到着。
ここを仙石原方面に下っていきます。
こちらもなかなか眺めが良かったです。
ただ、登りとなると矢倉沢峠を経由する道の方がなだらなのでおすすめです。
下り途中に異様な光景の場所がありました。
金時宿り石というところで、そこには大きな岩があるのですが、その岩を支えるように多数の木片が岩にかけられていました。
何か由来があるのでしょうか。
そんな場所を通り過ぎ、どんどん下っていきます。
登山の下りは早い。道も難しいことはなく、あっという間に公時神社に到着。
なぜ、公時が「きんとき」と読むのか?と思って調べたところ、
下毛野 公時(しもつけの の きんとき)という人が金太郎のモデルのようで、その人の名前が由来となっているようです(おそらく)。
公時神社
下山時間は1時間ほどでした。
箱根は温泉がいっぱい。ということで、汗を流しに温泉へ。
箱根レイクホテルという所で日帰り温泉に入りました。
時間的に早かったからか、人も少なくとても綺麗な温泉で満足しました!
そして、近くにあったポーラ美術館に立ち寄りました。
森の中にある素敵な美術館で、モネやルノワール、ピカソやレオナール・フジタなどの絵を収蔵。
エミール・ガレなどの素敵なガラス工芸品があるのも、この美術館の特徴的なところでした。
素敵な金時山登山ができました!
今度箱根で登山する時は、お隣の明神ヶ岳に登ってみたいなー