丹沢の大山で「日の出」を見て、スマホを忘れてきたお話

丹沢の大山に日の出を見に行った

11月末に丹沢の大山で日の出を見てきました。

「いつか、大山から日の出を見てみたいなー」と思っていたので、念願叶ったり。

当初の計画とは違い、阿夫利神社下社から日の出を拝む形となりましたが、とても良い景色が見れました。

 

深夜の駐車場から登山を始める

家を出たのは夜中の3時頃。

眠たい目をこすって、妻と二人で真夜中に大山に向けて車で出発しました。

 

大山のこま参道に近い「伊勢原市営 大山第二駐車場」に着いたのは4時半前。

駐車場には1番のりでした。

ちなみに料金は1日千円で、44台が駐車可能です。

 

駐車場を出発し、静かなこま参道を進んでいきます。

もちろん、お店は閉店中。

この道もヘッドライトが必要なぐらい暗かったです。

 

 

こんなに暗いのですが、2~3人の方と出会いました。

みなさん、日の出を見に登っているのでしょうかね。

 

 

大山寺を過ぎたところから、妻の歩くペースがガクンと落ちました。

「今日はちょっと、調子が悪そう…」と言うので、阿夫利神社下社まで行き、そこで頂上まで登るかどうかを決めることにしました。

 

途中、山から下りてくる人がいて、

「日の出前のこんな時間に、どうして下山しているのかなー」と思っていると、

「山中に網が張られている場所があったのですが、そこでガサガサーと音がして、熊かもしれないと思って下りてきました」と仰るので、ちょっと不安に思ったのですが、そのまま道を進むことに。

 

 

5時半前に阿夫利神社下社に到着。下社前からは夜景が見えました。

今日はイベントが行われるのか、神社前の広場には椅子や机が並べられていました。

 

さて、妻と話して、やはり体調が良くないとのことなので、頂上へは登らないことにしました。

「日の出は見ようか、でもまだ時間があるから」ということで、見晴台に向かいます。

 

 

見晴らし台に到着するも、ここからでは日の出が見えないことが判明(泣)

下社からなら方角的に日の出を見れそうだということで、来た道を戻ることにしました。

 

 

11月末でしたが、ところどころ木々が赤色、黄色に染まって紅葉が綺麗でした。

 

 

阿夫利神社下社から日の出を見て、男坂で下山する

 

見晴台から下社までは20分ほどの距離。

日の出にはギリギリ間に合いました。

時刻は午前6時半ごろ、三浦半島の奥から太陽が昇ってきましたよ。

 

 

美しい日の出を見ることに満足したら、お腹が減ったきたので朝ごはんに。

ベンチでお湯を沸かしてラーメンをいただきます。

 

僕も妻も、セブンイレブンで買った「蒙古タンメン中本」のカップラーメンを選んできました(妻はチーズ入り)。

このラーメンは想像していた以上に辛く、そして美味しかったです。

お腹が弱い人は要注意ですね(笑)

 

 

 

太陽が昇ると、周りの景色が一気に色鮮やかに。

神社前に机などが並べられていたのは、この日に「菊祭り」が開催されるからでした。

 

よく見ると、拝殿前に菊の花が並べられていました。

どれも見事で、今まで見たことがないような珍しい菊の花を見ることができました。

 

 

7時半ごろに下山を開始しました。

この時間になると、ちらほらと登ってくる人が出てきました。

 

 

下社下のトイレ前を通ると、電柱の張り紙が目につきました。

「大山登山道で熊の目撃情報が多数ありました。通行の際は十分ご注意ください」

 

大山に熊がいるなんて初めて聞きました。

今日の夜中に登山道でお話しした方が熊の話をしていたのも、最近は大山でも熊の目撃情報があるからなんだな、と納得したのでした。

 

 

下山道は久しぶりに男坂を行くことに。

下ってみて、やっぱりここは登るもので、下るもんではないなあと思いました(笑)

急だけでなく、石の階段の足場も安定していない箇所があるので注意深く下りました。

 

 

ケーブルカー駅前にも、大勢の人が並んでいました。

帰りのこま参道は人がとても多かったです。

まだ、紅葉の時期だからでしょうか。

 

車を停めた駐車場前で、300円で柿を購入。

甘くて、すごくおいしい柿でした。

 

 

「今日は頂上行けなかったけど、いい日の出見れたねー」

と駐車場で、今日の良き登山を思い出していたのですが、僕にとって(妻にとっても)の悲劇は家についてからでした。

 

スマホがないことに気づく

帰路は道の駅で野菜を買ったりと寄り道をし、家に着いたのは昼の12時頃。

車を駐車場に停めようとしたところ、スマホがないことに気づきました。

 

「スマホがないんだけど…」

ザックを探してもない、妻が電話を鳴らすも音は鳴らず。

 

妻が電話を鳴らしていると、

「もしもし」と誰かと話し始めました。

電話はどこかに落としたんだと、その時に悟りました。

 

「大山の駐車場のスタッフの人が預かっているみたい」

妻がそう言い、まず僕が思ったことは、スマホがなくなっていなくて良かったということ。

そして、スマホは明日取りに行こうということでした。

 

大山までは往復4時間。

早朝に起きたので眠く、疲れていたので、「取りに行くなら明日かな」と思っていたのでした。

 

妻:「今から行くよ!」

僕:「明日、電車で行ってくるよ」

妻:「今日行った方が絶対いいよ! まだ12時だし。」

僕:「でも、眠くて、居眠り運転になるのが怖いんだ」

と、僅かに抵抗を試みましたが、妻の運転で大山に再び向かうことに。

 

大山の駐車場に近づくと、そこは大渋滞。

車が全然進みません。

そこで、僕が車を降りて、駐車場までスマホを取りに行くことに。

 

スタッフの方にお話しを聞くと、どうやら駐車場に車を停めていた方が拾ってくれたとのことでした。

感謝、感謝です。

お礼を言って、再び車へ。

先程の場所からほとんど車は動いておらず、やむなく切り返して自宅へ。

 

帰りは妻に代わって僕が運転。

実は今日は僕の誕生日。

無理を言って、日の出を見に妻と一緒に大山に来ていたのでした。

妻にも感謝。

 

色々と思い出深い登山となりました(笑)

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