笹子雁ヶ腹摺山を縦走したら富士山、南アルプスと金峰山が見えた


5月上旬に山梨県の秀麗富嶽十二景に選ばれている笹子雁ヶ腹摺山(ささごがんがはらすりやま)に登山に行ってきました。
JR中央本線沿いの山は滝子山本社ヶ丸・清八山など登ったことがありますが、どの山も富士山の眺め良いです。
今回は笹子雁ヶ腹摺山~米沢山~お坊山と縦走し、富士山や南アルプス、八ヶ岳に御嶽山を見ることができました!
 

コースタイム

笹子駅(8:00)~新中橋【登山口】(8:30)~笹子雁ヶ腹摺山(10:10)~米沢山(11:10)~休憩(35分)~米沢山(11:45)~お坊山(12:30)~大鹿峠(13:10)~氷川神社(13:50)~景徳院入口【下山口】(13:55)~甲斐大和駅(14:20)
 

笹子雁ヶ腹摺山の登山口へのアクセス

JR中央本線の笹子駅から登山口の新中橋まで歩きとなります。
登山口まで早歩きで30分でした(まあまあ遠い)。

JR笹子駅からスタート

線路を「左手」に見ながら、国道20号道路沿いをひたすら歩いていきます

早歩きで30分で笹子峠の標識、矢印の方向すぐそこに新中橋のバス停の標識

新中橋バス停標識前の階段から登山道が始まります
 

笹子雁ヶ腹摺山に向かう

「まだかなー、遠いなー、早く登りたいなー」
「本当にこの道で合ってるのか?」
と思いながら、笹子駅から早歩きで30分で新中橋バス停に到着。
 
階段を上って、まずは笹子雁ヶ腹摺山を目指します。
最初は静かな林道歩き。

出だしから中々の急登です(泣)
中央本線沿いの山らしく、落ち葉が敷き詰められたフカフカの登山道を登っていきます。
 
しばらく歩くと、
「お!富士山が見える!」
と南方向に、雪をかぶった富士山の頭が木々の隙間から見えました。
急登の道でも富士山が見えると、テンションが上がって辛さも忘れちゃいます。
 

 
歩いていると、可愛らしい薄ピンク色のツツジが所々に咲いていました。
小ぶりな山ツツジに癒されながら、道を進んでいきます。
 

 
標高が上がってくると、段々と木の葉っぱが少なくなって眺めが良くなってきました。
そして、この反射板の付いている鉄塔が見えると、笹子雁ヶ腹摺山の頂上はすぐそこです!
 

 
この鉄塔前は木が生えていなくて眺めが抜群。
後ろを振り返ると、富士山が見えました!
 
雲が少しかかっていましたが、そんな富士山も素敵です。
上がった息を落ち着かせながら、しばし富士山を眺めました。
 

 
そして、笹子雁ヶ腹摺山の頂上に到着!
標高は1,358メートル。山梨百名山にも選ばれています。
山頂にはなぜか3つもの標識がありました(笑)
 


 
山頂からは南アルプスの白峰三山の眺めが良かったです。
農鳥岳に間ノ岳、北岳と贅沢な景色を堪能できました!

左から農鳥岳、間ノ岳、北岳の白峰三山
 
時間はまだ10時過ぎ。
お昼には早いので、隣の米沢山に向かいます。
 

 

米沢山でごはんを食べてお坊山を経由して下山する

ここからは尾根歩きとなりますが、100メートル下りては登るような、なかなか歩きがいのある登山道です。
それでも危険な箇所はほとんどなく、人も少ないのでのんびりと歩けます。
 
春から夏に向かう木々は、芽から小さな葉っぱを咲かせ始めていました。
縦走路からは丹沢の山々も遠くに見えましたよ。
 

振り返って笹子雁ヶ腹摺山

これから登る米沢山とお坊山

富士山の左手の遠くには丹沢の山々

 
ところどころ痩せ尾根がありますが、道幅も十分になるので危険と感じることはありません。
ちょっと急な場所では鎖も付けられていますが、鎖に頼らなくても登れるレベルでした。
この日は終始天気が良く、尾根からは色々な山が見れて楽しかったです。
 

 
笹子雁ヶ腹摺山から歩くこと1時間で米沢山(よげさわやま)に到着!
ここでお昼にすることにしました。
 
「今日は暑いなー」
木々で囲われているものの木の葉っぱがなく、直射日光で頂上かなり暑かったです。
木陰に座って、カップラーメンとおにぎりを食べることに。
 

 
前日にコンビニで買ったカップラーメンは、日清カップヌードルの令和バージョン。
味は普通のカップヌードルです(笑)
山頂は僕を合わせて4人で、静かなお昼ごはんとなりました。
 

 
ごはんを食べ終え、隣のお坊山へ向かいます。
ここから先も一度下って、登り返す縦走路となります。
 

 

 
この縦走路は、北に南にと長めが素晴らしいのがいいところ。
個人的には、このお坊山への道がとても良かった!
遠くには乗鞍岳、手前には金峰山など奥秩父の山が望めます。
そして、ここからも南アルプスが見えましたよ。
 

奥秩父の山々の奥には乗鞍岳

北アルプスの乗鞍岳のアップ

南アルプス方面の眺め
 
米沢山から45分でお坊山に到着。
標高は1,421メートル。
有名な山ではないかもしれませんが、眺めが良い素敵な山です。
富士山も見えましたが、相変わらず雲がかかっていました。
 

 
お坊山からは大鹿峠を経由して、甲斐大和駅へ下っていきます。
この下山道も身に危険を感じるようなところはほぼありませんでした。
 


 
分岐を景徳院の方へ向かい、少し登って鉄塔が見えたら、その手前の道を田野方面へ向かいます。
ここで初めて逆方面から登ってくる人とすれ違いました。
 
お父さんと中学生ぐらいのお子さんの二人組。
「こんにちはー」と挨拶をしてすれ違います。
お父さんの方は辛そうでした(笑)
親子登山っていいですねー
 

鉄塔が見えたら、左に折れて田野方面へ


 
途中、大きな鉄塔の下を潜り抜けていきます。
ものすごく高い鉄塔は、下から眺めると迫力があります。
 

 
標高を下げていくと、木々が緑色に。
新緑の気持ちのいい登山道に変わりました。
ふと、振り返ると今さっきまで登ってお坊山が見えました。
 

 
お坊山から下ること1時間20分で氷川神社が見えてきました。
本当は休憩したかったのですが、帰りの電車を考えて足早に立ち去ります。
甲斐大和駅からは1時間に一本程度しか、帰りの電車が出ていないので道を急ぎます。
 

 
氷川神社からほどなくして、住宅街が見えてきました。
鳥居を潜り抜け、鹿よけのゲートを通り抜けます。
 

 
そして、住宅の合間?庭先?を通り抜けて甲斐大和駅へ。
駅へは要所で標識があるので迷うことはありませんでしたよ。
 

 
道を進んでいくと大きな道路にぶち当たります。
ここを西の方角へ歩いていきます。
ここから駅までもまあまあ遠く、ひたすら道路沿いを歩いていきます。
 

 
そして、甲斐大和駅に到着!
電車出発前の数分前というギリギリの到着でした(汗)
かなり早歩きで歩きました。
 

 
中央本線沿いの山は人が少なく、静かで登り応えがある山があるので好きです。
この笹子雁ヶ腹摺山からの縦走路も静かで眺めが良くて、とても良いコースでした。

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