5月末に山梨県にある百名山の大菩薩嶺に登ってきました。
大菩薩嶺は今回で2度目。
前回は曇っていたのですが、この日は晴れて綺麗に富士山を見ることができました。
上日川峠登山口・ロッヂ長兵衛(6:50)~福ちゃん荘(7:10)~大菩薩峠(7:55)~雷岩(8:50)~休憩~雷岩(9:40)~山頂(9:50)~福ちゃん荘(10:50)~上日川峠登山口・ロッヂ長兵衛(11:10)
今回は『上日川峠第3駐車場』に車を停めました。
第1、第2は既に埋まっていました。
上日川峠登山口から10分ほどの場所にあります。
上日川峠へは第4駐車場まであり、第1~4までで合計300台ほど駐車可能です。
電車・バスを利用する場合、JR中央線の甲斐大和駅から「大菩薩上日川峠線」のバスに乗車。
片道約40分で上日川峠登山口に到着します。
詳しくは山梨甲州市のこちらの公式ページをご覧ください。
朝の6時40分頃に第3駐車場を出発。
快晴の素晴らしい朝でした。
ロッヂ長兵衛前の上日川峠登山口から登山道のスタートです。
序盤は緩やかな登り坂で道路か、もしくは道路沿いの山道のどちらでも歩けるのですが山道を選択。
木漏れ日が気持ち良かったです。
登山口から20分で福ちゃん荘に到着。
福ちゃん荘の標高は1700メートル超。
5月末ですと割と寒いです。
半袖Tシャツの上にフリースを着て歩きました。
福ちゃん荘を少し過ぎると、下のような地図の標識。
ここが分岐となっていて、東に行くと大菩薩峠、北に行くと唐松尾根となります。
大菩薩嶺山頂へは唐松尾根から行くと近いのですが、今回は大菩薩峠からの稜線歩きを楽しみに来ましたので、大菩薩峠方面へと向かいます。
しばらく歩くと大菩薩峠への登り道が現われました。
ここを登りきると尾根に出ます。
山ツツジを傍目に見ながら、少し傾斜のある道を登っていきました。
歩いていると、木々の間から富士山の姿。
「いい富士山が見れそうだ!」と、テンションが上がりました。
介山荘に着くとすぐそこが、大菩薩峠!
青空広がるいい天気でした。
富士山もちょこっとこちらにその姿を見せてくれました。
雲が少しかかっていましたが、南アルプス方面も見渡せました。
峠に出ると風も出て来て、体も冷えるのですぐに出発。
ここから気持ちのいい稜線歩きの始まりです。
歩くと、隠れていた富士山がだんだんと見えてきました。
山頂にはまだ白く雪が残っていました。
大菩薩峠は百名山で稜線歩きが手軽に楽しめ、晴れていれば富士山も見えるという何とも贅沢な山です(笑)
そのため、とても人気が高く登山客もたくさんいます。
手を使って岩を登る部分もあり、変化があって楽しめました。
大菩薩峠から雷岩までは約1時間の稜線歩き。
途中、大きなケルンが積まれている場所があったります。
この稜線は標高が2000メートル近くなので、森林限界となりほとんど木が生えていません。
そのため、とても眺望が良いです。
何度も後を振り返っては富士山を見て、ゆっくりと歩いていきました。
嶺の山冠が山の形
そして、大菩薩峠から歩き始めて1時間ほどで雷岩に到着!
時刻は9時前でした。
眺めのいいここでお昼ごはんを食べることに。
この日はバーナー持参でカップラーメンをいただきました。
残った汁におにぎりを突っ込んで最後は雑炊に。
肌寒く、暖かいラーメンは美味しかったなー。
この時間になると、富士山は雲隠れ。
気温の上昇とともに、雲が上がってきました。
50分ほどゆっくりと休憩し、山頂へ向かいました。
山頂は雷岩からすぐの場所にあります。
10分ほどで到着しました。
山頂は木に囲まれていて狭く、記念の写真を撮ってすぐに引き返しました。
山頂から雷岩に引き返していると、森の中で動く動物が。
目を凝らすと、鹿さんがいました!
最初は遠くにいたのですが、段々と登山道の傍まで寄ってきました。
京都の鹿とは違って、野生の山の鹿は筋肉質でたくましい脚をしていました。
鹿さんは大人気。
登山道近くに寄ってきたので、多くの人が鹿さんを見に集まってきました。
人慣れしているのか逃げることなく草を食んでいて、結構近くで見ることができました。
雷岩まで戻ってきたら、唐松尾根を経由して下山しました。
時刻は10時頃で、この時間帯になると人気の山とあって多くの人が登ってきました。
唐松尾根の道は、登りで使った大菩薩峠へ向かう道よりも道が急です。
そのため、急登が苦手な人は大菩峠から登るのがおすすめです。
山頂から1時間ほどで福ちゃん荘に到着。
緑の葉っぱが輝く木々の間を抜けて、登山口へ。
ロッヂ長兵衛の前には甲斐大和駅発の登山バスが3台並んでいて、大菩薩嶺の人気の高さを実感しました。
トイレに寄って駐車場へ。
久しぶりの大菩薩嶺は良い山でした。
ここは富士山がとても綺麗に見えますし、ハードな道ではないので、「稜線歩きを楽しんでみたい!」と言う方にはうってつけの山ですね。