矢倉岳で久しぶりに日帰り登山をしてきた


9月中旬に神奈川県の足柄山地にある矢倉岳(やぐらだけ)に登ってきました。
長いこと週末が私事でドタバタしていたため、最後に登山に行ったのは5月の笹子雁ヶ腹摺山
登山に行きたくてうずうずしていましたが、4ヵ月ぶりの登山だったので、やさしめの山だけれども眺望が良さそうな矢倉岳に登ることにしました。
ススキやトンボなど、秋の到来を思わせる素敵な登山になりましたよ。
 

コースタイム

矢倉沢バス停(8:40)~ゲート【登山口入口】(9:00)~矢倉岳山頂(10:00)~山伏平(10:35)~万葉ファミリーコース(11:15)~地蔵堂バス停(12:00)
 

矢倉岳へのアクセス

JR小田原駅から伊豆箱根鉄道の大雄山線で、大雄山まで20分ほど乗ります。
>> 伊豆箱根鉄道の大雄山線の時刻表はこちら。

大雄山駅を降り、箱根登山バス停の関本から地蔵堂行きに乗ります。
関本バス停はバスターミナルになっていて、大雄山駅のすぐ側にあります。
ここから矢倉沢バス停までは所要時間10分程度です。
>> 地蔵堂行きのバス時刻表はこちらから。
 

矢倉沢バス停から矢倉岳へ


まずは、矢倉沢バス停から登山口のあるゲートに向かいます。
20分程度の距離ですが、道標を見逃すと迷いかねない感じの道。
 
バス停前のT字路を右に折れ、北西方向に向かいます。
下の画像のようにすっと伸びた道を歩きます。

真っすぐ進むと川を渡ります。
そうすると、「←矢倉岳ハイキングコース」という文字が書かれた家が現われます。
矢印の通り、進みます。
 

 
ここから、登山口となるゲートまでも道を数回曲がります。
標識が出ているので見逃さないように進んでいきました。
 

 

 
しばらく舗装路を歩くと、右手に茶畑が広がる上り坂に出合い、これが見えると登山口ゲートは目の前です。
 

 
ゲートを抜けると、山道らしい雰囲気に変わっていきます。
秋に入り始めた山はとても涼しくて、序盤は汗をかくこともなく快適に歩けました。
木々の葉っぱはまだ青く、紅葉はもう少し先になりそうです。
 

 
「秋の山にしては何か地面が緑だなー」と思っていたのですが、
地面をよく見ると杉の葉が落ちているせいで、道が緑色に見えてました。
ちょうど、先週末に大きな台風が来ていたので、多くの杉の枝が折れていたのでした。
 

 
同じバス停で降りたのは3人だけでした。少ない(笑)
山は静かそのもので、道も危なっかしいところはなく歩きやすい!
 

ゲート歩き始めて1時間が経った頃、森を抜けて青い空が広がりました。
早くも矢倉岳の山頂に到着!
 

 
矢倉岳の標高は840メートル。
森の中が涼しかったので、山頂はどれだけ涼しいかと思いきやすごく暑かった!
ススキに覆われた山頂からは、西の方角に相模湾が見渡せました。
 



 
そよそよと風に揺れるススキが秋を感じさせる山頂。
当初、ここでごはんを食べる予定でした。
が、暑いのと、直に座るには草が長すぎたのでごはんは取り止めに。
このフサフサの草の上に座るには、シートがあった方がいいです。
 
さて、眺望ですが、南の方角には箱根山や金時山が目の前に!
中々雄大な景色です。
 

左から明神ヶ岳、真ん中奥が箱根山、右が金時山

金時山のアップ
 
それから、西の方角には富士山!
雲がかかっていましたが、ひょこっと頭が見えましたよ。
 
朝の10時と早かったこともあったかもしれませんが、
頂上は僕を含めて4人しかおらず、これまた静かな時間が流れていました。
 



 
15分ほど休憩し、下山の開始です。
帰りは登ってきた道とは違って、万葉公園・地蔵堂方面へ下っていきます。
 

 
下ってすぐに山伏平に着きます。
ここの分岐は万葉公園方向に折れ、変化に乏しい、静かな山道を歩いていきます。
 


 
途中、さらに分岐があり、「足柄峠・足柄万葉公園」と「地蔵堂・万葉ファミリーコース」とに分かれます。
今回は地蔵堂方面へ。
 
この万葉ファミリーコースというのが曲者で、名前からして簡単な道を想像していましたが、ちょっと違いました。
急峻な場所はないのですが、あまり人が入っていないためか、それとも先週の台風の影響なのか、
道が不鮮明な箇所があり、リボンなどの目印が多くない場所もあって、ちょっとだけ迷いそうになりました。
まあ、ちゃんと目を凝らして確認しながら行けば問題ないレベルではありますが。
 

 
山頂から下り始めて1時間半を過ぎた頃、茶畑に突入!
ここに出れば、ゴールはすぐそこです。
 

 
進んでいくと、住宅地が見えてきます。
石橋を渡って川を渡り、少し坂を上ると…
 

 
「地蔵堂バス停」と書かれた標識があります。
5分ぐらい歩くとバス停に到着!時刻は12時。
 
側に駐車場があり、トイレがありました。
顔を洗い汗を流してすっきり。
 

 
きつ過ぎず、お手軽過ぎず。ちょうどいい塩梅だった矢倉岳。
久しぶりの登山は歩行時間は短めでしたが、登山欲を満たしてくれました。
 

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