紅葉の涸沢から北穂高に登り、その岩々感に感動した思い出(2泊3日テント泊)

2015年の9月30日から10月2日にかけて、紅葉の季節に涸沢に出かけました
僕のとっては初めての涸沢。上高地も初めてで、とてもワクワクしていたのを覚えています。
 
それに、紅葉の涸沢は景色がとても綺麗と言うのを聞いていて、
「どんな景色がみれるのかなあ」と思いながら、テントを背負って歩いたのでした。

上高地の梓橋付近
 
日程は次の通り
初日が上高地バス停~横尾。
次の日が横尾~涸沢に行ってテントを張り、身を軽くして北穂高の往復。
最終日は涸沢から上高地へ。
 
初日のことははっきりとは覚えていませんが、梓川の透明なこと、上高地の雄大なことに感動したのを覚えています。
それから、芝生が広がる徳沢キャンプ場の側を通ったことも記憶してます。
「なんて気持ちの良さそうな場所なんだ。いつかここでテントを張りたい!」
そう思って、去年は徳沢でテント泊をしたのでした
 
この日は天気が良くなくて、出発直後の曇りから眠るころには防風雨に。
とにかく、雨風が台風並みに強烈で、テントはバタついてあまり眠れませんでした。
 

横尾大橋にかかる虹。いい写真ですが記憶にありません(笑)
 
2日目は横尾から涸沢へ
森がどんどん深く、気が大きくなっていくのを、「いい道だな」と思ったことを覚えています。
ここは人が多いので、道迷いなどの心配は全くありませんでした。そういう意味では涸沢の王道ルートは安心です。
特に紅葉の季節もあって、人が多かったですね。

横尾から涸沢へ向かう。この日も朝は曇りの天気でした。ただし、紅葉が素晴らしかった。
 
涸沢に近づくにつれて、木々が赤とか黄色とかに色づいてきました。
ちなみに、横尾までは紅葉は良く見えませんでした。
もう、その紅葉は圧倒的。
ズラーと山の下から山の上まで黄色が綺麗なんですね。
 
たまに入る差し色の赤がまたいい感じ。
登山人も皆、眺めのいい場所を見つけては、紅葉に見とれていました。
そんなこんなで涸沢に着いたのですが、その頃には天気は晴れて、紅葉もより一層美しさを増していました。
 

紅葉の涸沢。この頃には天気も晴れてきました。
 
初めての涸沢は、思っていたイメージとは違っていました。
どう思っていたのかは忘れてしまいましたが(笑)、
「地球上にこんな場所があるものなのか」とびっくりしましたね。
これが涸沢カールですかと。
 
特殊な地形ですよね。
周りを穂高の山に囲まれて、まるで隠れ家のような場所。
穂高の山は壁のように圧倒的な存在感で、240度(ぐらい?)ぐるっと涸沢を囲んでいます。
 

涸沢カールのパノラマイメージ。拡大画像はこちらをクリック
 
涸沢に着いたら、テントを張って、身を軽くして北穂高に登りました
体調も良く、スイスイ登っていけました。
 

 
北穂高は梯子や鎖場など、気を付けるべきポイントがいくつもあります。
気を抜くと、あの世に行ってしまうような場所もあります。
それから、とにかく岩です。岩がゴロゴロした登山道です。穂高連峰は岩山連峰ですね。
 

北穂高の岩道と高さのあるハシゴ。気を抜けない場所も多いです。

赤の矢印のとこに人がいるのが見えますか。穂高連峰はこのように大きな岩がゴロゴロしています。
 
しばらく登ると前・奥穂高や涸沢岳なんかが良く見えてきます。
その岩々らしくギザギザした尾根は見ただけでも、危険な香りがプンプンします。
その一方、「あそこを歩いたら気持ちいいんだろうな」という気持ちもあって複雑なこの感情(笑)
 

前穂高から伸びる尾根
 
北穂高の山頂に着いたのは確か13時頃。
運よく天気も晴れて、槍ヶ岳が綺麗に見えました。
それにやっぱり岩! この岩々感には驚きましたし、これが穂高かと感動しました。
 

北穂高から見る奥穂高方面。この岩感が好きです。

んー、いい岩してますね。

北穂高山頂から南の方面

こちらは常念に大天井方面の眺め。

ひょいと頭を出した槍ヶ岳も見えました
 
存分に頂上を堪能して、涸沢キャンプ場に下山。
ご覧の通り、涸沢はテントだらけ。まだ、紅葉の季節にしてはこれは少ない方らしいです。
こんなにテントが張られるのは、日本ではここ以上のところがあるのでしょうか。
 

写真は残っていないのですが、次の日も朝は晴れていて、朝日に照らされる穂高の山々がこれまた綺麗でした。
最終日は、ここから涸沢バス停まで一直線。
お昼頃のバスに乗って帰ったのでした。
 
以上、秋の紅葉涸沢の思い出でした。
また、いつか行きたいなー

Advertisement