9月末、秋の北アルプスは燕岳に登ってきました。
秋の装いを見せ始めた燕岳は、景色良し、山荘・テント場良しでした。
何度でも行きたくなる山ですねー
◆1日目
燕山荘まで5時間30分:第三駐車場(6:00)~中房温泉登山口(6:30)~合戦小屋(10:00)~合戦沢ノ頭(10:40)~燕山荘(11:30)
燕岳山頂まで(片道40分):燕山荘(13:30)~イルカ岩(13:45)~メガネ岩(14:00)~燕岳山頂(14:10)
◆2日目
中房温泉まで3時間55分:燕山荘(7:45)~合戦小屋(8:30)~中房温泉(11:40)
今回は車で有明荘裏の第三駐車場に車を停め、そこからの出発です。
駐車場へのアクセスはこちら燕山荘のページをご覧ください。
駐車場は第1・第2・第3と3つあるのですが、朝の5時半前の時点で第1、第2は満車。
平日の月曜日でこんな状況なので、週末となればなかなか車は停められなさそうです。
本来は4:30頃には駐車場に到着予定だったのですが、
ホテルを出て高速に乗り、安曇野ICを降りるところを見事にスルー(笑)
次の降り口が遠く、安曇野ICに戻ってくるのに1時間弱かかったのでした。
まずは駐車場から中房温泉まで15分ほどかけて道路を登り、
登山届を提出します。
今回は妻と一緒にテント泊。
妻とテント泊登山をするのは雨の北八ヶ岳以来、実に3年ぶり。
単独でも天狗岳に登って以来の2年10ヵ月ぶりのテント泊になります。
久しぶりのテント泊。妻も私も体力に自信がなく、
直前に丹沢の大山、塔ノ岳を登り、
家では10分スクワットを行ってこの日に備えてきたのでした。
中房温泉を抜け、登山道を登っていきます。
序盤からまあまあの登りです。
久しぶりの大荷物なので、ゆっくりと呼吸を乱さないように歩いていきます。
本日もテント泊の登山靴は、LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) のトランゴキューブ。
もう6-7年ぐらい履いていますが、まだまだ履けそうです。
デザインに一目ぼれして、好日山荘で購入した一足です。
中房温泉登山口から1時間ほどで第一ベンチに到着。
座って5分休憩。
息は上がりますが、気温が低く、汗はあまりかきませんでした。
「どう、きつくない?」
「うん、大丈夫ー」
と夫婦で声を掛け合いながら登っていきます。
妻は急登で膝が痛くなることがあるのですが、この日は大きな痛みはなく快調のようでした。
テント泊の荷物は妻にも寝袋やマット持ってもらいました。
また、なるべく荷物を軽くすべく、ごはんに必要な水は燕山荘で手に入れ、お昼も燕山荘でいただくことにしました。
登山も以前と同じ頻度・強度でできなくなり、体力がなくなってくると、荷物の軽量化に向き合わなくてはいけませんね。
登山口から約3時間、雲が下に見えるぐらいの高さまで登ってきました。
そして、段々と雲が多くなってきました。
時々ざらざらとした砂岩のような道が現われるようになります。
第一、第二、第三ベンチを通り過ぎ、富士見ベンチを過ぎると合戦小屋に近くなります。
富士見ベンチ
ようやく合戦小屋に到着!
登山口から4時間、10時頃の到着となりました。
鬼の看板が渋いです。
ここでは、楽しみにしていお汁粉をいただきました。
夏の時期はスイカで有名な合戦小屋ですが、秋に入るとお汁粉を売っています。
700円と山価格で高めですが、暖かく甘く体力回復です!
トイレ休憩を済ませ、20分ほどで合戦小屋から燕山荘に向けて出発。
合戦小屋を抜けると森林限界に近づき、木々の背が低くなってきました。
天気はどんどん曇りに(泣)
合戦沢の頭に着く頃には辺りは雲に覆われていました。
合戦沢の頭のベンチ
ここから合戦尾根となり、緩やかな尾根道となります。
合戦尾根は紅葉を始めていて、木々が黄色に色づいていました!
この辺りで大きなボストンバッグを手に持った男性二人組を追い抜きましたが、彼らは燕山荘テント場のトイレを解体する方でした。
ちょうどこの日からテント場のトイレは使えなくなり、テント泊の人も燕山荘のトイレを使うことになっていました。
ここまで来たら、燕山荘はもうすぐそこ。
紅葉でテンションも上がり、疲れも吹っ飛びます。
燕山荘への道は危ないところはほとんどなく、
鎖場も少しあったのですが、鎖をつかまずとも歩けるようなところでした。
合戦沢の頭から50分ほどで燕山荘に到着!
時刻は11時30分。
2-3幕張られたテント場を通り抜け、まずは燕山荘のテント場の宿泊手続きをします。
コロナ下の密を避けるため、燕山荘のテント場は予約制となっていました。
予約は燕山荘の公式ホームページからできます。
燕山荘前から鷲羽岳方面の眺め
奥に見えるのが燕岳
宿泊手続きを済ませたら、テントを設営。
軽くておススメです。
二人テント泊の荷物が以前と比べてかなり小さくなりました。
テントを張ったら、燕山荘で昼食タイム!
壁には山の版画家、畦地梅太郎の絵が飾られていました。
畦地梅太郎の絵は、山の本で有名な「黒部の山賊」の表紙にもなっていますね。
昼食後に水を購入するために、ナルゲンボトルも持参。
水は1リットル200円で販売していました。
メニューにはビーフシチューやうどん、美味しそうなものがいっぱいです。
「どれにしよー」と悩みました。
食べたのは妻と同じカツカレー。
カロリー消費したので、がっつりしたものを選びました。
カツの上には燕?の形のチーズが添えられていましたよ。
ヨーグルトもついてきました。
疲れた体にカツカレー。
最高です。美味しかったなー。
あっという間に平らげました。
続く…
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