登山やアウトドアのスリーピングマットとして有名なサーマレスト(THERMAREST)。
この記事ではサーマレストのマットの特徴を比較・説明していきますが、モデルによってその長所・短所が違います。
そして、選ぶ前に知っておきたいのが、R値のこと。
R値は数値が高くなるほど温かいことを意味しています。
詳しくは「登山マットのベストな選び方 」をご覧ください。
下記に今回紹介する各モデルの「R値」と「重量」、「使用季節」の目安を記載します。
R値が高いものを買えば年中使えることになりますが、価格が高くなります。
モデル名 | R値 | 重量 | 使用季節の目安 |
Zライト | 2.2 | 0.41 kg | 夏 |
Zライト ソル(★おすすめ) | 2.6 | 0.41 kg | 春、夏、秋 |
リッジレスト ソーライト | 2.8 | 0.54 kg | 春、夏、秋 |
ネオエアー Xライト | 3.2 | 0.46 kg | 春、夏、秋 |
リッジレスト ソーラー | 3.5 | 0.74 kg | 春、夏、秋、初冬 |
ネオエアー オールシーズン SV | 4.9 | 0.88 kg | 春、夏、秋、初冬 |
ネオエアー Xサーモ(★おすすめ) | 5.7 | 0.57 kg | 春、夏、秋、冬 |
それでは、上記の表の通りR値の高い順にその特徴を説明していきます。
Zライトは、サーマレストの中で最も軽量でコンパクトなクローズドセルマット。
アコーディオンスタイルの形状とヒートトラップディンプルが特徴としています。
クローズドセルタイプのため、エアー式に比べてかさばりますが、パンクの心配はありません。
THERMAREST(サーマレスト) クローズドセルマットレス Zライト
Zライトと同じ形状はですが、R値がやや高めになっています。
登山マットで最も人気の商品です。
Zライトとの違いは、ThermaCaptureという独自のコーティングを追加し、暖かさを20%近く向上させているところです。
特徴的な凹凸のあるフォームは、快適さのために上部に柔らかく、下部には高密度で耐久性を高めています。
雪の降る高山でなければ、春・夏・秋の季節に活躍します。
こちらは、Zライトと違ってアコーディオン式ではなく、クルクルと巻くタイプ。
暖かさを増幅するためにThermaCaptureの技術でコーティングされています。
暖かさを最大にするには、反射面(銀色の面)を上にして使用してください。
Zライトと同じく軽量でパンクの心配はありませんが、エアー式と比べるとかさばります。
THERMAREST(サーマレスト) リッジレスト ソーライト
超軽量の3シーズンのマットレス。
NeoAir XLiteエアマットの柔らかい生地は、クローズドセルより快適です。
1リットルのウォーターボトルよりも軽量でかさばりもありません。
エアー式はクローズドセルと比べると、重量比でR値が高く温かいです。
短所はパンクの可能性があることです。
スタッフの袋と修理キットが含まれています。
サーマレストのクローズドセルタイプの中で最も暖かいマット。
RidgeRest Solarは、厚さもあるため快適さ備えています。
熱を反射するThermaCaptureコーディングがされており、収納はクルクルと巻くタイプ。
初冬まで使えますが、エアー式に比べて重くてかさばります。
THERMAREST(サーマレスト) リッジレスト ソーラー
コンパクトな4シーズンのマットレスで、高速の膨張/収縮が可能です。
通常のエラー式マットよりも最大3倍のスピードで膨張し、瞬時に収縮します。
R地は4.9で春の残雪期の登山でも問題ありません。
ThermaCapture™テクノロジーは、最も暖かいNeoAirマットレスの1つです。
後述のネオエアー Xサーモに比べて重いのが欠点。
スタッフの袋と修理キットが含まれています。
THERMAREST(サーマレスト) ネオエアー オールシーズンSV
重量比で世界で最も温かいマット。
R地は5.7あり、厳冬期の使用にも耐えられます。
温かいだけでなく、XThermエアマットレスはより快適な肌触りと快適さが備わっています。
これだけのR値を備えながら、非常に軽くてサイズもコンパクト。
スタッフの袋と修理キットが含まれています。
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