最高の眺め!燃えるような紅葉の日光霧降高原 大山ハイキングコースを歩く【日帰り登山・動画あり】

2016年11月4日に栃木県は日光の大山に登山に行ってきました。前日に群馬県の百名山の赤城山に登り、この日は日光の戦場ヶ原に行く予定で、その前に霧降の滝に寄ったのですが、そこで偶然に見つけた日光大山のハイキングコースを行くことになったのでした。

日光の大山はあまり知られていない山だとは思いますが、そのコースからの展望は本当に素晴らしかったです!特に猫ノ平と呼ばれる場所は、女峰山、男体山が見えてとっても眺めが雄大で、紅葉がとても綺麗でした。

コースの標高差は700mぐらいでしょうか。急登もほぼなく、ハイキングライクなコースですで初心者でも体力的には大丈夫かなと思います。ただ、少し分かりにくい道もありますので地図は持って行ってください。

僕らは霧降の滝バス停出発して霧降高原バス停をゴールとしたのですが、逆に霧降高原バス停をスタートとした方が体力的に楽で歩行時間も短くなります。  

コースタイム(3時間30分)

霧降ノ滝登山口(11:05)~マックラ滝(11:50)~猫ノ平(12:15)~大山山頂(13:15)~高原ハウス・霧降高原バス停(14:35)
 

霧降ノ滝登山口から猫ノ平に向かう

東武日光駅から登山口までのアクセスはこちらの記事をご覧ください。

登山口は霧降ノ滝バス停から食事処を抜けた奥になります。そこに地図があるのですが道がところどころ崩れているようで、持っている「山と高原地図」通りのコースではダメそうです。


登山口にある大山ハイキングコースの地図


序盤は道路沿いの雑木林の中を進んでいきます。途中標識があり、大山までの距離が3.9キロとあります。途中、この先は進めませんとロープが張ってある箇所があり迂回路を行くことになりました。しばらくすると、道路に出たのでそのまま歩いていきました。

地図を見ても自分たちがどこにいるのか正確な場所は分からなかったのですが右手に川が流れていて、手持ちの地図にも同じように川があったので、多分あっているだろうということで道を進んでいきました。あたりは紅葉が始まっていて黄色や赤色の木々が目立ちます。

しばらくすると川を渡って道路が柵で閉じられたT字路に出ました。ちょうど通りかかったおじさんに「大山はどこから行けるかわかりますか?」と尋ねたところ、詳細な地図を見せてくれて「こっちの道を行くといいよ」と教えてくれました。

「でも大山に行く前に、すぐそこにマックラ滝があるから絶対に見たほうがいいよ!」と教えていただいたので、大山に向かう前にマックラ滝に行くことにしました。


突き当たったT字路。右手に行くと大山への分岐、左手にマックラ滝がある。


マックラ滝はすぐそこにありました。おじさんの言った通り、見る価値がある滝でした。近づけなかったのですが、大きくて迫力がありゴーゴーという音が聞こえます。

また、この場所は紅葉がとても綺麗で「やっぱ紅葉は日光だな」と思わせました。


マックラ滝は近づけなかったけれど遠くからでも十分に楽しめました


赤と黄色の紅葉が太陽の光りでより一層綺麗に輝いていました


滝を楽しんだので大山に向かいます。先ほどのT字路を右方向に進んでいくと、すぐに大山と書かれた標識があります。

ここから猫ノ平までは急登が続くことになります。今回は1泊2日の登山旅(この日が二日目)で、まあまあ荷物が重かったのでこの急登はかなりふくらはぎにきました(笑) 

わずか20分足らずだったのですが、足元が落ち葉で滑るので登るのに一苦労しました。ここからゴールまで10名程度の登山客に出会うのですが、みんな下りルートでしたね。この日は登りルートを行く人に会うことはありませんでした。

急登が終わると空が開けます。そして猫ノ平らに着いたのですがその景色にはびっくりました!


マックラ滝から大山に向かっていると大山への分岐点に標識がありました


ここから急登が始まります。とにかく落ち葉でてよく滑りました。
 

猫ノ平で燃えるような紅葉を見て、大山に向かう

猫ノ平。どうしてそのような不思議な名前がついたのかは分かりませんが、そこは圧巻の景色が広がっていました。

写真でも動画でも伝えづらいのですが、目の前には女峰山がそびえて、広大で雄大で奥行きがある素晴らしい眺めです。
 

左には男体山が見え、女峰山のふもとは紅葉に染まっています。女峰山まではかなり距離がありそうですがさえぎるものが何もないので、まさにドーンって感じで眼前に広がります。
 


猫ノ平入口。辺りは草原が広がっています。


猫ノ平から見る女峰山(右)と男体山(左)


GoProで猫ノ平から女峰山を撮影する

ここにはベンチがあったのでザックを置いて休憩。ここでは写真撮影を撮りまくりました(笑) 

目の前は180度が開けていて、その前にはどでかい山が裾広く立っています。山は横にも大きいですし高さもあるので迫力があります。10分ほど休憩して大山山頂へ向かいます。


ここから大山への道も歩いていてとても気持ちいいです。すすきが生える草原の中を色とりどりの紅葉を愛でながら歩いていきます。


すすきに紅葉とこれぞ秋という景色が広がります


赤、黄、緑が入り混じった紅葉は今まで見たことがなかったので、かなり興奮しました。
 

この辺りは霧降高原と呼ばれています。そして僕らが歩いている猫ノ平から大山一帯までは霧降高原であると同時に、霧降牧場という牧草地でもあります。

この牧草地がとても広大で歩くのがとても気持ちいい。夏場は実際に牛などが放牧されているようです。体いっぱいに秋を感じながら大山山頂を目指します。
 


先に見えるのが牧柵で牛や羊が通り抜けられないようになっています。


大山山頂には13時15分、スタートから2時間ちょっとで到着しました

さっき猫ノ平で素晴らしい景色を見たので、さっきほどの感動はありませんがそれでも眺めは最高です。猫ノ平よりも標高が高いので関東平野が遠くまで見えます

ここでは休憩せず、そのまま牧場内を突っ切って女峰山の方向に進んでいきます。牧場内は広大で道が分かりづらいのですが、赤色のテープが目印としてあるのでそれに沿っていきます。


大山の山頂。休憩できるベンチがあります。ここからの眺めも最高です。


大山の山頂から見える関東平野

大山山頂から高原ハウス・霧降高原バス停へ

広い牧場を進んでいくと牧柵があり、そこを超えると女峰山のふもとに広がる樹林帯に突入します。

ここからゴールの高原ハウス・霧降高原バス停までは静かな道が続きます。人も少なく落ち葉を踏む音だけが辺りに響いていました。

道は単調で景色も良くないので足早に進んできます。時折、美しい紅葉樹があって癒されます。紅葉って何で心に響くんですかね。大人になったからでしょうか(笑)


この広大の牧場を女峰山に向かって真っすぐ進んでいきます。


合柄橋からゴールの高原ハウスまでは約40分。
 

しばらく歩くと道路の下を通るトンネルが現れます。そこを過ぎるともうすぐゴールです。駐車場が見えてきて階段を登ると高原ハウスが目の前に見えました。時刻は14時半過ぎ。スタートしてから3時間半経っていました。

高原ハウスには靴を洗う場所があったので丁寧に泥を洗い流して、霜降高原バス停の時刻表を見に行きます。次のバスの出発までに時間があったのでストーブが効いた温かい高原ハウスの中で休憩します。
 

ここは観光客が多かったですね。観光バスがかなり頻繁に往来していました。ここから少し先に天空回廊と言う絶妙名前の景色がいい場所があるようなのですが、疲れていたので行きませんでした。


奥に見えるのが高原ハウス。奥に見えるのが丸山で展望がいいそうです。


JR日光駅から宇都宮に向かいました
 

1時間ほど待って帰りのバス乗ってJR日光駅に着いたのは16時過ぎ。東武日光駅からすぐ近くにJR日光駅はあります。見た目がヨーロッパ調で歴史を感じさせる建物でした。

ここから宇都宮に向かうのですが、すぐ近くの日光ステーションホテルクラシックに日帰り温泉があることが判明。宇都宮に行く前に温泉に入ることにしました。料金は700円。電車に乗るまでの時間が近かったのでゆっくりできなかったのですが、質のいい温泉で疲れをとることができました。
 

温泉後はJR日光駅から宇都宮に行きました。大体45分ぐらいで着きます。到着時刻は18時ぐらいだったでしょうか。人気店は行列ができていてお腹が空いて待てなかったので、割りと空いていた宇都宮餃子館というお店でぎょうざを食べまくりました。

餃子を食べ終えて宇都宮駅から宇都宮線で横浜駅まで帰りました。直前の予定変更など色々あった二日間でしたが、群馬・栃木県の山の素晴らしさを感じました。

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