僕が大好きなテント場の一つ、北アルプスの燕山荘の魅力を紹介したいと思う。
燕山荘は僕が見た中でも最高クラスの山小屋、テント場だ!
読み方は、『えんざんそう』です。山の方は燕岳『つばくろだけ』なのでややこしい(笑)
ホームページによると、創設は1921年(大正10年)、アルプスでも有数の歴史を誇る山小屋のひとつとのことだ。あと数年で創業100年ってことですね。すごいです。
燕山荘までは、『燕岳登山口(標高約1,450m)から燕山荘(標高約2,712m)へは距離約5.5km 標高差約1,260m、約5時間の山登り』とある。
僕は冬場の重い荷物(テントとスコップなど)を背負って5時間ぐらいだった。テントなどを持っていかないのであれば、普段から登山している人であれば4時間半もかからないのではと思う。
燕山荘の入口。見た目もきれいな木造の山小屋だ。雷鳥と会える確立が高い山小屋だ。
燕山荘はとても綺麗な山小屋だ。汚い山小屋のイメージは全くない。清潔で快適で、ずっていたくなるような場所だ。売店はカップラーメンや、飲み物など充実しておあり、また昼食はテント泊する人も食べることができる。メニューも豊富で、僕はカレーを食べたがとても美味しかった。
◆燕山荘の昼食メニュー(営業時間:11:00-14:00)
ビーフシチューセット(シチュー・ライス・サラダ) | ¥1,200 |
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チキンカレーセット(チキンインドカレー・サラダ・フルグラヨーグルト) | ¥1,200 |
カツカレー | ¥1,200 |
ビーフカレー | ¥900 |
チキンインドカレー | ¥900 |
カレーうどん | ¥900 |
山菜うどん | ¥800 |
天ぷらうどん | ¥800 |
豚汁 | ¥600 |
ご飯 | ¥200 |
テント場は、山小屋の目の前にある。決して広いとは言えず、どちらかと言うと狭い部類に入るだろう。
公式ホームページでは約30張可能となっている。連休などみんなが登山に行きたくなるような時は、テント場が着くのが遅くなるとテントが張れなくなることもあるので注意が必要だ。
このような感じでかなり密集する。時期は7月だが、若干の雪が残っている。
夏の早朝のテント場の様子
このテント場の魅力の一つは、その景色だ。
天気が良ければ、目の前で素晴らしい日の出を見ることができ、また、槍ヶ岳や笠ヶ岳など人気のアルプスの山々を見ることができる。
ほぼぐるっと一周見渡すことができ、グッとくる景色を楽しめるのだ。
僕が燕山荘が好きな理由は、もしかしたらコレかもしれない(笑)
山小屋脇に喫茶サンルームがあるのだが、ここのケーキ、コーヒーがとても美味しい。
値段は、ケーキと飲み物(コーヒーor紅茶)で1,000円弱と安くはないが、僕は一日に二回も頼んだことがある。味は地上のおいしい喫茶店と同等のレベルで、しかも素晴らしい眺めがついてくる。こんな贅沢な喫茶店は他では見たことない。
僕はコーヒーが好きで、東京、神奈川のおいしいコーヒー屋さんにも行くことがあるが、ここで飲むコーヒーには敵わない。
テラス席で日の出を眺めながら早朝に甘いケーキを食べ、ほんのり苦いコーヒーを飲む。景色も素晴らしく、ひんやり寒い朝にこのセットはたまらない。ケーキは4種類取り扱っていて、僕が食べたのは、『いちごとブルーベリー』。他にもベイクドチーズ、チョコレートモンブラン、リンゴとカスタードがある。僕はこの後同じ日に、『リンゴとカスタード』のケーキをいただいた(笑)
チョコレートモンブラン
リンゴとカスタードのケーキ
おでんも売っている。寒いときにはたまらない
燕山荘の脇にサンルームがある。ビールなどのお酒も売っている。
燕岳に進む道中で、コマクサなどの高山植物を見ることができる。僕が行った時は、コレでもか!というぐらいのピンク色のコマクサが生えていた。燕山荘・テント場から燕岳までは、荷物を持たずに行けば、稜線上で坂の少ない道なので30分程度で山頂につける。時間に余裕があれば、急ぐこともなく身軽に景色や植物を見ながら快適な登山を楽しめる。
燕山荘への道のりは積雪期でも、5月などの春の季節であればそこまで難易度が高いわけではない。
初めての雪山テント泊をしたい人もゴールデンウィークなど5月上旬の燕岳なら、知り合いの方と一緒なら問題ないだろう。
燕山荘の魅力は伝わったでしょうか。
テント場は、景色が素晴らしくて山小屋にも近く、山小屋は綺麗でおいしいケーキやコーヒーがいただける。かなりおススメの場所です!