パタゴニアのマイクロ・パフ・フーディは評価がとても高く、去年から気になっていたものの、ダウンジャケットを持っていたので買っていませんでした。
それでも、パタゴニアのオンラインショップで評価の高いレビューが続々と投稿されたことで、我慢ならず購入してしまいました(笑)
購入してから約1ヶ月。
登山、街着として使ってみてその特徴が分かってきたのでレビューします。
【特徴1】とっても軽い
この商品はパタゴニア横浜・関内店に見に行きました。
光沢感があって高級感のある見た目です。
そして、手に取って驚いたのがその軽さ。
重量は264グラムなので、500mlのペットボトルよりちょっと重いぐらいです。
いやー、軽い。
軽いんですが、「本当にこんなんで温かいの?」
と不安を抱えながら購入。
なかなかいい値段するのですよね、コレ。
【特徴2】コンパクトになる
化繊と言えば、どうしても温かさを追求しようとなるとサイズがでかくなるのですが、マイクロ・パフは小さくなります。
ポケットが袋代わりになって、コンパクトになります。
ポケットに本体を押し込んていくと
とても小さくコンパクトに
登山に持っていく時にはこういう特徴はありがたいですね。
インサレーションウェアはザックの容量をとるものなので、この点は気に入っています。
【特徴3】防寒性もダウン並みにある
「パタゴニアのジャケットの中で重量に対する保温性が最も高い超軽量フーディ」
とサイトでも歌っているのは嘘ではありませんでした(笑) 本当です。
これほど軽くて温かいインサレーションは確かになさそうです。
防風性・DWR(耐久性撥水)もあり、濡れても温かい化繊の特徴を備えている、まさに登山に持ってこいのジャケットでしょう。
厳冬期、快晴の北八ヶ岳の雪山、風速が15~20メートルの中で休憩時に使用しましたが、シェルの上から着ると暖かを感じ、寒くありませんでしたよ。
何か特徴的な縫製になっています。
そしてロフト(嵩)の膨らみ方が変わっていて、ダウンとはちょっと違います。
反発力はダウン程ないのですが、じわじわと膨らんでいく感じ。
不思議な膨らみ方をします。
ロフトはフードまであって、このフードがかぶりやすい。
これは同じ化繊のナノエア・フーディもそうだったのですが、最近のパタゴニアはフードがいいですね。
袖口と裾はゴムになっていて、伸縮性があって風の侵入を防ぎます。
これもナノエア・フーディと同じ作りで、ベルクロタイプと違って調節の必要がないので気に入っています。
ポケットは外側には両脇に一つずつ、合わせて2つ付いています。
ちょうど手のひらが入るぐらいの大きさです。
ちなみに、本体を押し込めるのは左ポケットになります。
ポケットは内側にも2つ付いています。
これは大きいポケットで気に入っています。
厳冬期の登山だと外側のポケットだと色々と凍ってしまうので、内側のポケットには行動食を入れたり、携帯電話を入れたりと便利に使えます。
背中側はシンプルな作りになっています。
特徴があるのは肩の部分ですね。
所謂ラグラン袖(肩と腕の部分で分けて縫製していない)になっているので、肩回りがゆったりしていて、動きやすい作りになっています。
登山のレイヤリング(シェル、ミドルレイヤー、ベースレイヤー)で、動きが窮屈になることはないでしょう。
耐久性も問題でしょう。
直近1ヶ月は毎日のリュックを背負って電車通勤していますが、生地が綻ぶ兆候もないです。
かなり使えるマイクロ・パフ・フーディですが、次のような登山内容で活躍しそうです。
ですので、一般的な登山でダウンジャケットのように使用する場合に適しています。
耐久性撥水・防風性があり、濡れても熱を逃さない化繊の特長を持っているので、ダウンジャケットに取って代わる商品になりえます。
最近の化繊の技術進歩はすごいですね。
一方、次のような登山ではマイクロ・パフ・フーディは向かないでしょう。
これは、やっぱり重量が軽いからですね。
重量比でダウン並みに温かいのですが、重さが264グラムしかありません。
そのため、500グラム、1000グラムあるダウンジャケットには温かさは負けてしまいます。
厳冬期の悪コンディションにも耐えうるマイクロ・パフ・ジャケットが販売されれば、僕は買っちゃいますね(笑)
今後の商品展開に期待ですね。
以上、レビューでした。